こんにちは。
今回は、膝の痛みのために思うように歩けなくなった方についてお話をします。
70代前半の女性です。
この一年で膝の痛みが強くなり、階段の上り下りや歩行に影響がでていました。
整形外科に行くも、ほとんど改善せず「加齢によるもの」と言われたそうです。
また、整骨院やスポーツマッサージに行くも、同じく改善しなかったそうです。
なぜ、整形外科や整骨院、マッサージで膝の痛みが改善しなかったのでしょうか?
膝しかみていないから、なんです。
膝に痛みがあるのだから、膝をみるのは当然と思いますよね。
もちろん、膝をみることは必要です。
言いたいのは、膝の痛みは膝だけをみるのでは十分ではないということなんです。
では、どこをみる必要があるのでしょうか?
股関節と骨盤なんです。
なぜ、膝の痛みをみるときに股関節や骨盤をみる必要があるのでしょうか?
膝と股関節と骨盤には、大きな関係があるからなんです。
股関節は、太ももの骨と骨盤をつなぐ関節です。
いわゆる、あしの付け根の関節です。
膝関節は、太ももの骨とすねの骨をつなぐ関節です。
そのため、あしの付け根の関節である股関節の位置が変わると、膝関節に大きな影響がでるのです。
このような関係があるので、膝の痛みを改善させるには、股関節に異常があれば正常な状態にする必
要があります。
また、股関節は骨盤にある関節です。
骨盤がゆがむと、股関節の位置がかわってしまいます。
そのため、骨盤のゆがみを正常な状態に戻す必要があります。
1、骨盤の状態を確認して、骨盤にゆがみがあれば正常な状態に戻す。
2、骨盤が正常な状態で、股関節を確認し異常があれば正常な状態に戻す。
3、骨盤、股関節が正常な状態で、膝を確認して異常があれば正常な状態に戻す。
膝の痛みを改善させるには、このようなステップが必要になります。
先ほどの女性も、膝の痛みがほぼ消失しました。
少し歩くのも苦痛だったものが、今では6000歩歩いても痛みがでなくなっています。
本当によかったです。
このように、骨盤・股関節・膝関節の3つの関節をみることによって、あきらめていた膝の痛みが改
善・解消していきます。
膝の痛みで歩くことがつらい場合、3つの関節をみることによって痛み改善する可能性が高くなりま
す。
ぜひ、膝の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。