こんにちは。
今回は、高齢者の肩の痛みについてお話をします。
肩の痛みは、長引く傾向にあります。
また、強く痛みがでる場合があり、夜に痛みが増すこともあります。
慢性的な肩の痛みは、生活に支障がでますのでやっかいな痛みのひとつとなります。
肩の慢性痛は、どのように改善させるのでしょうか?
肩関節の整復や運動療法で、改善させていきます。
いずれも、肩関節に負担がかかり痛みを伴うことが少なくありません。
では、高齢者の場合はどうすればよいでしょうか?
なるべく、肩には負担をかけずに改善させることが重要となります。
どうすればよいでしょうか?
肩はある重要な関節と関係性が高い関節なんです。
どの関節でしょうか?
股関節なんです。
なぜ、肩関節と股関節は関係が高いのでしょうか?
理由があります。
もともと人間は、4つ足動物だったことに由来します。
4つ足動物は、後ろあしと前あしをスムースに連動させて移動をしますよね。
そのため、後ろあしと前あしの関係性は高いものとなります。
人間は2足歩行になった現在でも、あしの付け根である股関節と腕の付け根である肩関節の関係が高い
のです。
また、股関節は骨盤にある関節のため、骨盤が正常な状態にあるということも重要となります。
そのため、骨盤と股関節が正常な状態にあることが、肩の関節にとっては重要なんです。
骨盤と股関節がよい状態で、肩の関節の整復をおこないます。
高齢者の場合は、骨が弱くなっていますので、肩関節の整復は行わずに歩行をしてもらう方法をとる
場合があります。
歩行は、骨盤と股関節を安定させます。
さらに腕を振る事によって、肩の関節を改善させる運動療法としての効果が期待できます。
このように高齢者の肩に痛みは、なるべく関節に負担をかけない方法を選択する必要があります。
高齢者の慢性的な肩の痛みは、骨盤矯正と股関節の整復、そして歩行で改善する可能性があります。