こんにちは。
今回は、尾てい骨の痛みについてお話をします。
尾てい骨は、正式には尾骨(びこつ)といって、骨盤の後ろにある骨です。
尾てい骨に痛みがおこることは多くありませんが、いったん痛みがおこるとなかなか改善しづらい部
位でもあります。
どのような原因で、尾てい骨に痛みがおこるのでしょうか?
1、打撲などの外傷
2、妊娠
3、出産
4、かたいイスに長時間座る
5、その他
このような原因によって、尾てい骨に痛みがおこります。
特に打撲などで、尾てい骨に衝撃が加わると、強い痛みがおこります。
痛みが慢性化してしまうこともあります。
ドアノブやイスのひじ掛けなどの出っ張った部分に、尾てい骨をぶつけることによって打撲をおこす
ことが多くなります。
妊娠や出産では、骨盤が拡張します。
その際に、尾てい骨に痛みがおこることがあります。
また、かたいイスに長い時間座ると、尾てい骨が座面に圧迫されることによって痛みがおこります。
腰を倒す姿勢では尾てい骨が座面にあたりますので、かたいイスでは痛みおこる可能性があります。
そのため、腰を立てて座ると尾てい骨が座面にあたらないため痛みの予防ができます。
その他原因不明の尾てい骨の痛みは、なんらかの原因によって尾てい骨に力がかかった場合がほとん
どとなります。
尾てい骨は、仙骨(せんこつ)という骨の下にあります。
この仙骨と尾てい骨の移行部に、痛みがおこる場合が多くなります。
そのため、尾てい骨の痛みの改善には仙骨と尾てい骨の移行部を整復することが必要になります。
尾てい骨を丁寧に触診していくと、痛みの強い部位があります。
この部分を整復することによって、痛みが改善していきます。
逆に整復を行わないと痛みが長引くことがあります。
尾てい骨の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。