こんにちは。
今回は、胸の痛みについてお話をします。
心臓などの内臓器に問題があると、胸に痛みがおこることがあります。
そのため、胸に痛みがある場合は、まず内科にいく方が多いのではないでしょうか?
ところが、内科的には何も問題がないという場合が少なくありません。
では何が問題で、胸に痛みがおこるのでしょうか?
以前にもお話をしましたが、肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)という場合が多くみられます。
今回は、内科的な問題や肋間神経痛以外に、胸に痛みがおこる場合についてお話をします。
このような場合は、何が原因なのでしょうか?
関節痛の可能性が、高くなります。
どこの関節に痛みがおこるのでしょうか?
胸骨(きょうこつ)と肋骨の関節
胸骨と肋骨の関節を、胸肋関節(きょうろくかんせつ)といいます。
この胸骨と肋骨の関節がずれると、胸に痛みをおこします。
また、肋骨には骨の部分と軟骨の部分があります。
骨から軟骨に移行する部位が、ポイントになります。
この部位も、少しでもずれると胸に痛みをおこす原因となります。
いずれの部位も、整復によってかなり痛みは軽減し、痛みがなくなるのが早くなります。
整復を受けられない場合は、どうすればよいでしょうか?
安静が必要となります。
1、深呼吸
2、くしゃみ
3、せき
4、大笑い
5、ストレッチや柔軟体操
6、運動
これらを、しないことが重要となります。
なぜ、やってはいけないのでしょうか?
胸郭(きょうかく)という、胸の骨格部分に負担がかかるからなんです。
胸郭に負担がかかると、胸骨と肋骨の関節や肋骨と肋軟骨の接合部に力が加わります。
その結果、関節の安定がそこなわれることによってなおりづらくなってしまうからなのです。
安静にしていると、数週間から数か月で痛みはおさまることがほとんどです。
それでも痛みがなくならない場合があります。
その場合は、骨盤や背中にも問題のある可能性が高くなります。
その場合は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。