こんにちは。
今回は、高齢者の背中が丸まる原因についてお話をします。
年を取ると、背中が丸くなっていきます。
年だから、でしょうか?
もちろん、年だからということもあります。
ところが、年以外に背中が丸くなる原因があるのです。
この原因を改善すると、丸くなった背中が伸びていきます。
どのような原因で、背中が丸くなるのでしょうか?
骨盤の、傾きが原因なんです。
骨盤が傾くと、背骨の弯曲が強くなってしまい背中が丸くなるのです。
なぜ、骨盤が傾くのでしょうか?
骨盤が、ゆがむからなんです。
骨盤には、仙骨(せんこつ)という骨があります。
この仙骨の上に、背骨がのっています。
骨盤がゆがむことによって、仙骨が前に傾くと背骨はどうなるでしょうか?
背骨も、前に傾きますよね。
背骨が前に傾くと、体が前に倒れてしまいます。
そのため、背骨の腰の部分の曲がりを強くして、重心を後ろにもっていくことでバランスをとります。
(専門的には、腰椎の前弯が強くなるといいます。)
背骨の腰の部分の曲がりが強くなると、背骨の胸の部分の曲がりを強くしてバランスをとります。
(専門的には、胸椎の後弯が強くなるといいます。)
背骨の胸の部分の曲がりが強くなると、背中が丸くなってしまうのです。
このように、背中が丸くなる原因の多くは骨盤のゆがみなのです。
年だから背中が丸くなったと、思っていませんか?
年に関係なく骨盤のゆがみを矯正すると、背中が伸びることが少なくありません。
背骨の骨がつぶれる圧迫骨折をおこすと、同様に背中が丸くなります。
圧迫骨折をおこした場合でも、骨盤の矯正によって改善します。
先日も70代の女性の骨盤を整復しましたが、丸くなった背中が伸びてとても喜ばれていました。
このように骨盤を矯正することによって、丸くなった背中が改善していきます。
背中が丸くなって気になっている方は、ぜひ当院にご相談ください。
骨盤のゆがみを正確に矯正します。