こんにちは。
今回は、脚の裏側に紐が引っぱられているような感じがする原因についてお話をします。
腰の悪い方は、脚の裏側がつっぱったり張ったりすることが多くなります。
脚の裏側に紐が引っぱられているような状態も、そのうちの感じ方のひとつと言えます。
なぜ、腰が悪い方に脚の裏側がつっぱったり張ったりすることが多いのでしょうか?
それは、骨盤のゆがみ方によります。
多くの慢性腰痛は、骨盤のゆがみが原因となります。
もちろん筋肉やじん帯といった組織の損傷でも腰痛はおこりますが、これらの組織の損傷は通常慢性化することはありません。
筋肉やじん帯の損傷は、ほとんどの場合2~3週間でなおります。
損傷がなおれば、腰痛もなくなりますよね。
このように、数か月や数年、場合によっては数十年も腰痛が続いている場合は、筋肉やじん帯の損傷が原因とは考えづらいものとなります。
このことからも、慢性腰痛がおこる原因として骨盤のゆがみが多いものとなります。
骨盤のゆがみは、原因によっていくつかのタイプがあります。
その中で、骨盤が前方向に回転するようにずれるタイプが多くみられます。
正確にいうと、仙骨(せんこつ)に対して、寛骨(かんこつ)が前上方向にずれるタイプです。
このタイプの骨盤のゆがみは坐骨(ざこつ)が上に上がるため、坐骨につながっている太ももの筋肉を上に引っぱる力がはたらきます。
その結果、脚の裏の筋肉や筋膜、皮膚にテンションがかかります。
このテンションが、脚の裏側のつっぱりや張り感を生み出します。
同様に、脚の裏側に紐が引っぱられているような状態も引きおこします。
このように、脚の裏の張り感は骨盤のゆがみが原因となるのですね。
骨盤のゆがみを矯正すると、脚の裏の筋肉や筋膜、皮膚にテンションが緩和されますので突っ張り感や張り感が改善・解消していきます。
逆にいうと、脚の裏側につっぱり感や張り感を感じる場合は、骨盤がゆがんでいる可能性が高いものとなります。
脚の裏に張り感を感じる場合は、骨盤の専門家にみてもらうとよいでしょう。