こんにちは。
今回は、子供の転落後の骨盤の状態についてお話をします。
2名の子供は、共に体の不調で来院されました。
二人とも転落してから、体に不調がおこっています。
それほど強い不調ではありませんが、親御さんからすると気になる不調となっていました。
急に姿勢が悪くなって、体がかたくなったり運動をしたがらなくなるという感じです。
また、座っていると落ち着きがなくなるという状態でもありました。
一人は、すべり台から落ちたそうです。
もう一人は、ベッドから落ちたそうです。
この二人の骨盤のずれ方は、ほぼ同じようでした。
どのように、骨盤がずれていたのでしょうか?
右の骨盤の寛骨(かんこつ)という骨が、このようにずれていました。
1、後ろ方向に、回転するようなずれ。
2、横方向に。骨盤が広がるようなずれ
このように、骨盤にある寛骨が複合的に2つの方向にずれていました。
これは、転落した際に右の骨盤を強く打った衝撃によるものです。
後ろ方向のずれは、しりもちをついた際によくおこります。
日常的に、後ろ方向のずれと横方向のずれが重なることはあまりありません。
このように転落は、骨盤のずれが複合的におこる可能性があるのでやっかいな状態を引きおこします。
子供が鉄棒から落ちたり、ジャングルジムから落ちたりすることはよくありますよね。
子供だから大丈夫、というわけではありません。
衝撃力は必ず体にかかるので、骨格になんらかの影響がでます。
そのため転落した際は、骨格の専門家に骨盤をみてもらうことをおすすめします。