こんにちは。
今回は、腕の痛みについてお話をします。
手を強くついたり、手をついて手首の付近を骨折した後に、肘から手首にかけて慢性的な痛みが続く場合があります。
手のひらをかえしたり、手首を曲げると痛みがおこります。
打撲や骨折がなおったにもかかわらず、痛みがなかなかなくならない場合があります。
なぜ、打撲や骨折がなおっても肘から手首にかけての痛みがなくならないのでしょうか?
肘から手首にかけての骨が、離開している可能性があります。
肘から手首には、2本の骨があります。
橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)という骨です。
この2本の骨は、上下の関節でつながっていていろいろな手の動きを可能にしています。
強く手をつくと、その衝撃によってこの2本の骨が離れる場合があります。
そうなると、肘から手首にかけて痛みがおこってしまうのです。
打撲や骨折がなおっても、この骨の離開が残っていると痛みがおさまりません。
また、骨が離れているといっても、微小な離開なのです。
そのため、レントゲンなどの画像ではわかりづらいものとなります。
そのため、原因不明の痛みとなりやすい損傷なんですね。
手を強くついた後に肘から手首にかけての痛みが残っている場合は、この2本の骨が離開している可能性が高くなります。
原因不明の腕の痛みでお悩みの方は、ぜひ、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。