こんにちは。
今回は、首を動かすと音がする原因についてお話をします。
首を動かしたときに、ポキポキやゴリゴリといった音がすることがあります。
痛いわけではありませんが、気になりますよね。
なぜ、首を動かすと音がするのでしょうか?
多くの場合、首の関節がずれているからなんです。
首には7つの骨が、縦に積まれています。
骨と骨は関節でつながっていて、柔軟に動くようになっています。
ところが、首の関節がずれるとスムースに動かなくなり音がするようになってしまうのです。
油の切れたドアの蝶番のようなイメージです。
首の関節のずれは、どのようにわかるのでしょうか?
首の骨は頚椎(けいつい)といって、皮膚の表面近くにあります。
そのため、首を触診することによって何番目の頚椎がどのようにずれているかがわかります。
体の奥にある関節に比べると、わかりやすい関節といえます。
ずれているといっても、微小なずれなんです。
そのため、レントゲンではわかりづらいものとなります。
実際にレントゲンでは異常がないといわれた首に問題のある方を触診すると、ほとんどの場合頚椎がずれています。
レントゲンも大事ですが、触診も重要な検査方法なんですね。
首を動かしたときに音がしたり、可動域が狭くなっている場合は頚椎がずれている可能性が高くなります。
しっかりと触診をして、頚椎のずれを確認しずれている関節を整復することが首の改善には必要な要素となります。