こんにちは。
今回は、困っている方の多い尿失禁についてお話をします。
腰の調子の悪い方で、尿失禁にお悩みの方は少なくありません。
なかなか人に言えず、つらい症状です。
泌尿器系に問題がある場合は、泌尿器科で改善します。
泌尿器科では、改善しない尿失禁は何が原因なのでしょうか?
一般的に、骨盤底筋群が衰えてゆるんでいるからといわれます。
本当にそうでしょうか?
この場合は、尿失禁の対策として衰えた骨盤底筋群を鍛えるという方法をとります。
ところが、努力して骨盤底筋群を鍛えても思ったように尿失禁が改善しないという声を聞きます。
なぜ、骨盤底筋群を鍛えても尿失禁が改善しないのでしょうか?
骨盤底筋群の衰えが、原因ではないからなんですね。
もし、骨盤底筋群の衰えが原因だとすると、高齢者の方の尿失禁の割合は群を抜いているはずです。
若年や中年の方より確実に筋肉が衰えているからです。
ところが、高齢の方よりは骨盤底筋群がしっかりとしているはずの若年や中年の方でも尿失禁に悩む場合が少なくありません。
1、骨盤底筋群を鍛えても、尿失禁が改善しない。
2、高齢者でも、尿失禁にならない方がたくさんいる。
3、若念や中年の骨盤底筋群が衰えていない年代の方でも尿失禁になる。
これらの理由から、ほとんどの場合、骨盤底筋群の衰えが尿失禁の原因だとは考えづらいものとなります。
次回、泌尿器系や骨盤底筋群に問題がない場合の尿失禁の原因についてお話をします。