こんにちは。
今回も椎間板ヘルニアについてお話をします。
椎間板ヘルニアは、圧迫される神経によって危険度が異なることをご存知でしょうか?
ヘルニアによって圧迫される神経は、2つの種類があります。
1、神経根型(しんけいこんがた)
2、馬尾型(ばびがた)
神経根は、脊髄神経から枝分かれした神経の根本部分にあたります。
椎間板ヘルニアが、この神経の根元部分を圧迫して症状をおこすタイプを神経根型といいます。
一方、馬尾は脊柱管という背骨の空洞部分を縦に通っている神経の束です。
椎間板ヘルニアが、この神経の束を圧迫して症状をおこすタイプを馬尾型といいます。
では、どちらが危険度が高いのでしょうか?
馬尾型なんです。
なぜでしょうか?
馬尾型の椎間板ヘルニアは、頻尿や尿漏れといった排尿障害をおこす可能性があるからなんです。
また、歩くことが困難になってしまう場合もあるのです。
頻尿や尿漏れも困りますが、歩けなくなると生活が一変してしまいます。
こわいですよね。
このように椎間板ヘルニアには、神経根型と馬尾型の2種類があって馬尾型のほうが危険度が高いものとなります。