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    駒込 腰痛 脊柱管狭窄症性と腰椎椎間板ヘルニアの鑑別方法は?

    こんにちは。

     

    今回は、脊柱管狭窄症性と腰椎椎間板ヘルニアについてお話をします。

     

    腰痛というと、原因として脊柱管狭窄症性とヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか?

     

    脊柱管狭窄症性とヘルニアを、比較的簡単に鑑別できる方法があります。

     

    どのような方法でしょうか?

     

    体を前かがみにする方法(前屈)と、後ろに反る方法(後屈)です。

     

    この動作をすることで、痛みや痺れといった症状が悪化するかどうかを確認します。

     

      前屈で症状が悪化する場合・・・ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)の可能性があります。

     

      後屈で症状が悪化する場合・・・脊柱管狭窄症性の可能性があります。

     

    なぜ、前屈するとヘルニアが悪化するのでしょうか?

     

    ヘルニアは、椎間板が突出して後方にある脊髄神経を圧迫しておこります。

     

    前屈すると、椎間板の突出が大きくなるのです。

     

    そのため、前屈によって症状が悪化していきます。

     

    一方、脊柱管狭窄症性は前屈すると症状が緩和します。

     

    それは、前屈すると脊柱管が広がるため狭窄が緩和されて症状も緩和するからなんですね。

     

    逆に、後屈すると脊柱管の狭窄が強まるため症状が悪化します。

     

    このように、前屈と後屈をすることによって症状が悪化するかを確認することで鑑別ができます。

     

    前屈しても後屈しても、腰痛の症状が変わらない場合があります。

     

    なぜでしょうか?

     

    それは、脊柱管狭窄症でも腰椎椎間板ヘルニアでもない腰痛だからなんですね。

     

    この場合、画像上に脊柱管の狭窄や腰椎に椎間板ヘルニアがあったとしても症状とは無関係の可能性が高いものとなります。

     

    では、何が原因で腰痛がおこっているのでしょうか?

     

    骨盤の関節のずれが、腰痛をおこしている可能性が高くなります。

     

    この骨盤の関節は仙腸関節(せんちょうかんせつ)といって、多くの腰痛の原因となります。

     

    前屈しても後屈しても症状が変わらない場合は、まず仙腸関節の異常を確認することをおすすめします。