こんにちは。
今回は、あぐらについてお話をします。
あぐらは、腰痛を悪化させるのでしょうか?
その通りなんです。
そのため腰痛持ちの方や腰に不安のある方は、あぐらをかかない方がよいです。
なぜ、あぐらは腰痛を悪化させるのでしょうか?
あぐらをかくときに、膝を曲げて左右のあしを開きますよね。
この体勢は、開いたあしによって骨盤が左右に引っぱられます。
その際に、骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)にも左右に引っぱられる力がはたらきます。
これが、仙腸関節が離開の原となります。
仙腸関節が離開することによって、腰痛がおこったり腰痛が悪化したりしてしまいます。
仙腸関節は骨盤によって重要な関節なんです。
あぐらをかいた後に、腰が痛くなったり重くなったりした経験があるのではないでしょうか。
それは、骨盤にある仙腸関節が離開したからなんですね。
仙腸関節の離開は、多少であれば立ったり歩いたりすることによって元に戻ります。
あぐらをかいて腰が不調になったときに、歩いたらよくなったという場合はこのような理由があるからなんですね。
また、あぐらをかくと背中が丸くなりますよね。
そうすると、背骨の腰の部分である腰椎(ようつい)が背中側に丸くなります。
本来、腰椎はお腹側に丸くなっています。
腰椎が背中側に丸くなると、仙腸関節に負担がかかって関節がずれる原因となります。
これも腰痛が悪化する原因となります。
このように、あぐらは腰に大きな負担のかかる姿勢です。
腰痛持ちの方はもちろんのこと、そうでない方もあぐらはなるべくかかないことが腰痛の予防となります。