こんにちは。
今回は、肩こりの中でも強い肩こりをおこす原因についてお話をします。
以前にもお話をしましたが、慢性的な肩こりは首まわりの骨格のずれが原因となります。
慢性的な肩こりは、一時的に改善はしてもなおることはないと思っている方がほとんどではないでしょうか。
当然だと思います。
というのも、マッサージやストレッチで肩こりを緩和させてもすぐにこってしまうからです。
なぜ、こりを緩和させても再びこってしまうのでしょうか?
理由があります。
肩こりは、不安定になった頭を安定させるための体の反応だからなんです。
なぜ、頭が不安定になるのでしょうか?
頭を支える骨格部分がゆがむことによって、骨格の支持性が下がるからなんです。
骨格は訳200個の骨が、関節によってつながっています。
そのため、関節がずれると骨格がゆがんでしまいます。
具体的に骨格のどの部分の関節がずれると頭が不安定になるのでしょうか?
1、背骨の首の部分
2、背骨の首と胸の境い目の部分
3、第一肋骨
背骨の首の部分は、頚椎(けいつい)といって7つの骨が縦に積まれています。
ダルマ落としのようなつくりです。
ですので頚椎がずれると、頭は不安定になります。
また、背骨の首と胸の境い目の部分と第一肋骨は、頚椎の土台となっています。
土台がしっかりしていないと不安定になりますよね。
このように、頭を支える骨格部分がゆがむと頭が不安定になる要因となります。
そこで、不安定になった頭を安定させるために肩や首の筋肉を収縮させて安定をさせようとする体の反応がおこるのです。
この反応が慢性的な肩こりなんですね。
そのため、いくらマッサージやストレッチでこりを緩めてもゆがんだ骨格部分が変わらないと再び頭を安定させるためにこるのです。
慢性的な肩こりを解消させるには、骨格部分のゆがみを戻す必要があります。
骨格のゆがみの中で、最も強い肩こりをおこす部位はどこでしょうか?
第一肋骨なんです。
第一肋骨がずれると、強い肩こりをおこします。
肩に岩がのっているようなこりや、肩に鉄板が入っているような強い肩こりの原因となります。
また、第一肋骨のずれは自然に元に戻ることが期待できません。
正確な整復が必要になります。
第一肋骨がずれる要因は、主に2つあります。
次回、第一肋骨がずれる要因についてお話をしたいと思います。