こんにちは。
今回は、頭痛と骨格の関係についてお話をします。
頭痛と骨格には関係があるのでしょうか?
関係がないと思われる方が、少なくないと思います。
ところが、頭痛をおこす原因として骨格の異常が大きく関係しています。
骨格の首の部分の異常が、頭痛をおこす原因となるのです。
なぜ、骨格によって頭痛がおこるのでしょうか?
首には、脳にいく動脈があります。
その中で、首の骨の中を通る動脈があるのです。
首の骨の中を通るので、骨の影響を強く受ける動脈なんですね。
首の骨は、7つあります。
そのうち、1番目から6番目の骨には左右に穴があいていて、その穴の中を脳に行く動脈が通っています。
その動脈は、椎骨動脈(ついこつどうみゃく)といって、脳幹(のうかん)にいく大事な動脈です。
では、首の骨がずれた場合、椎骨動脈はどうなるでしょうか?
引っぱられたり、圧迫されます。
そうすると、動脈はどうなるでしょうか?
動脈の径が、細くなるのです。
動脈の径が細くなると、中を通る血液の量が減りますよね。
そうすると、脳にいく血液の量も減ります。
脳にいく血液の量が減ると、脳細胞に影響がでます。
そのため、血圧を上げて脳への血流を確保する反応がおこります。
この時におこる血圧の上昇が、頭痛の原因となるのです。
首の骨はどうしてずれるのでしょうか?
多くは、悪い姿勢です。
下を向いて、長時間スマホをしたり、パソコンをすると首に大きな負担がかかるので、首の骨がずれてしまいます。
また、転倒やむち打ち症などの衝撃によってずれます。
ヒトの首は、頭の重さを考えると細いものとなっています。
これは、基本的に前を向くようにできているからなんです。
長い時間、下を向くようにはできていないんですね。
ですんで、なるべく、下を向く時間を短くすることが頭痛の予防には重要になります。
スマホであれば、スマホを顔の前まで持ち上げてみるとよいでしょう。
パソコンの場合は、できる限りモニターを上げて操作するとよいです。
頭痛の予防のために、ぜひ試してみてください。