こんにちは。
今回は、鵞足炎(がそくえん)についてお話をします。
鵞足炎は、膝の内側に痛みがおこります。
鵞足とは、聞きならない言葉ですよね。
鵞は、ガチョウのガなんです。
膝の内側に、3つの筋肉がつながる部位があります。
この部位の形が、ガチョウの足のように見えるので、鵞足(がそく)と呼ばれます。
これらの3つの筋肉がつながる部位に、炎症がおこることを鵞足炎というのです。
なぜ、鵞足に炎症がおこるのでしょうか?
鵞足につながる筋肉が、引っぱられてテンションがかかるからなんです。
そのため、安静にしているとテンションがゆるんで、炎症がおさまるので痛みは引いていきます。
ところが、活動を再開すると、痛みが再発することが少なくありません。
なぜ、痛みが再発するのでしょうか?
それは、鵞足炎をおこしている原因が改善されていないからなんです。
鵞足炎は、筋肉が引っぱられることによっておこります。
筋肉を引っぱっている原因が改善しないと、鵞足の炎症が再発するのです。
では、筋肉を引っぱっている原因は何でしょうか?
骨盤のゆがみなんです。
鵞足につながる筋肉は、次の3つとなります。
1、縫工筋(ほうこうきん)
2、薄筋(はっきん)
3、半腱様筋(はんけんようきん)
聞きなれない筋肉ですよね。
この3つの筋肉が、膝の内側につながります。
では、どこからスタートするのでしょうか?
全て、骨盤からスタートする筋肉です。
これらの鵞足につながる3つの筋肉は、骨盤から膝の内側につながっている筋肉なんですね。
このような筋肉ですので、骨盤がゆがむことによって、筋肉が引っぱられてテンションがかかります。
その結果、鵞足に炎症がおこって痛みがおこります。
安静にしていると、鵞足にかかるテンションが軽くなるので炎症がおさまります。
ところが、活動を開始すると、再びテンションがかかるので炎症が再発してしまうのです。
では、どうすれば鵞足炎の再発を防ぐことができるのでしょうか?
骨盤のゆがみを矯正する必要があります。
骨盤が正常になると、鵞足につながる筋肉がゆるむので、活動を再開しても炎症がおこらなくなります。
鵞足炎がなかなか改善しない理由は、鵞足炎をおこしている根本的な原因である骨盤のゆがみが改善されないからなんですね。
なかなか改善しない鵞足炎でお悩みの方は、骨盤矯正を専門にしている当院にご相談ください。