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    駒込 慢性的な体のこりと張りの違いは?

    こんにちは。

     

    今回は、慢性的な体のこりと張りについてお話をします。

     

    こりと張りは、似ていますよね。

     

    何が違うのでしょうか?

     

    こりは、筋肉に力を入れていないのにもかかわらず収縮して緊張した状態をいいます。

     

    また、力を抜こうとしても自分でゆるめることができない状態です。

     

    肩こりの状態を考えると、わかりますよね。

     

    常に肩の筋肉が収縮・緊張していて、つらいものとなります。

     

    ではなぜ、このように筋肉が収縮して緊張した状態になってしまうのでしょうか?

     

    これは、体の安定を保つための筋肉の反応なんです。

     

    どういうことでしょうか?

     

    体は、骨格や筋肉、靭帯、腱などの組織が協調して体を安定させています。

     

    その中で、骨格は約200個の骨が関節を介して構成されています。

     

    関節が正常な状態であれば、骨格や筋肉、靭帯、腱などの組織がバランスよく体を支えます。

     

    ところが、関節に問題がおきて骨と骨がずれたり離開すると骨格がゆがんでしまい、骨格の体を安定させる割合が減ります。

     

    体の安定を保つためには、その減った分を他の組織で補う必要がありますよね。

     

    この減った分を補うのが、筋肉なんです。

     

    筋肉を収縮・緊張させることによって、体を安定させようとする反応がおこります。

     

    この反応が、こりなんです。

     

    筋肉に力を入れていないのにもかかわらず収縮して緊張した状態となるのは、体の安定を保つための筋肉の反応なんです。

     

    ちなみに、肩こりは首の骨がずれることによっておこる頭の不安定を補うための、肩の筋肉の反応です。

     

     

    一方、はりはどうでしょうか?

     

    はりは、筋肉が引き延ばされてかたまった状態です。

     

    なぜ、筋肉が引き延ばされて、かたまってしまうのでしょうか?

     

    慢性的なはりも、骨格のゆがみが原因となります。

     

    なぜ、骨格がゆがむと筋肉がはるのでしょうか?

     

    筋肉は骨につながっていて、関節を動かしたり体を安定させています。

     

    骨格がゆがむと、骨につながっている筋肉が引っぱれてテンションがかかります。

     

    このテンションが、はりとして感じるのです。

     

    このように、慢性的なこりとはりは、骨格のゆがみが関係しています。

     

    骨格のゆがみ以外にも、体がこったりはったりすることがあるのでしょうか?

     

    あります。

     

    それは、急性の場合です。

     

    長い時間のデスクワークや、運動などでおこるこりやはりがこれに該当します。

     

    これは、急性におこるこりやはりですので、時間とともに解消していきます。

     

    運動でおこった体のはりが、その後何年も続くことはありませんよね。

     

    急性のはりやこりは、数日から長くても数週間でなくなります。

     

    年単位でおこる慢性的な体のこりやはりは、ほとんどの場合、骨格のゆがみが原因となります。

     

     

    実際に、骨格のゆがみを矯正することによって、慢性的なこりやはりが改善・解消していきます。

     

    マッサージをしてもいないのに、緊張した筋肉がゆるむので、びっくりする方もいます。

     

    こりやはりの原因となっている骨格のゆがみが矯正されると、自然に筋肉の緊張がゆるんでいくのです。

     

    こりやはりが慢性的な場合は、骨格のゆがみが原因という可能性が高くなります。

     

    この場合、正確な骨格の矯正がこりやはりの解消には必要となります。