こんにちは。
今回は、セキと腰痛についてお話をします。
先日、セキをしたら腰が痛くなったという方が来られました。
その方が、知り合いに話したところ、
「セキくらいで腰が痛くなることはないんじゃないか。」
と言われたそうです。
本当にそうでしょうか?
そんなことはありません。
セキが原因で腰が痛くなることはあります。
なぜ、セキで腰が痛くなるのでしょうか?
セキは多くの場合、カゼをひいたときにおこりますよね。
(喘息、アトピー、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症、慢性気管支炎などでもおこります。)
カゼをひくと、カゼをなおすために免疫機能が強くはたらきます。
免疫機能が強くはたらくと、骨格を形成している関節が緩むんです。
カゼをひいたときに、体の節々が痛くなった経験はありませんか?
まさに、これは免疫機能が強くはたらくことによって、体の関節が緩んでいる状態なんですね。
体の関節が緩むことによって、体の節々に痛みがおこっています。
このように関節が緩んでいる状態で、たくさんセキをすると骨盤の関節にたび重なる衝撃が加わります。
その結果、骨盤の関節(仙腸関節:せんちょうかんせつ)がずれると、腰が痛くなるのです。
セキは、気道に入ってきた異物を外に出すための反応です。
そのため、セキをすると想像以上に大きな力が体にかかります。
肋骨にヒビが入ることもあるくらい強い力なんですね。
このような理由で、セキによって腰が痛くなることがあります。
通常、カゼがなおれば腰痛もおさまります。
それは、免疫機能が正常化して、関節の緩みが落ち着くからです。
もし、カゼがなおっても腰痛が続く場合は、骨盤の関節が元に戻っていない可能性があります。
この場合、骨盤の状態を確認する必要があります。