こんにちは。
今回は、梅雨の時期に頭がボーっとする理由についてお話をします。
梅雨になると頭がボーっとするという声をよく聞きます。
なぜ、梅雨になると頭がボーっとしやすくなるのでしょうか?
骨格的には、2つの理由が考えられます。
1、脳に行く血流の減少
2、髄液(ずいえき)の循環不全
なぜ、梅雨になると脳に行く血流が減少するのでしょうか?
気圧が不安定になることによって、首の関節が緩むからなんです。
ではなぜ、首の関節が緩むと血流が減少するのでしょうか?
首の骨の中を通っている脳に行く動脈が、牽引・圧迫されるからなんですね。
首の骨の中には、椎骨動脈(ついこつどうみゃく)という血管が通っています。
気圧の変化によって、首の関節が緩むとこの椎骨動脈が牽引・圧迫されることによって、脳に行く血液の量が減ってしまいます。
その結果、頭がボーっとしてしまうのです。
髄液(ずいえき)の循環不全はどうでしょうか?
髄液は脳脊髄液(のうせきずいえき)といって、脳のまわりにある液体成分です。
髄液は常に循環して、きれいな状態を保っています。
1日に3~4回、新しい髄液に入れ替わっています。
なぜ、梅雨の時期になると髄液(ずいえき)の循環不全がおこるのでしょうか?
梅雨に気圧が不安定になると、骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)が緩むからなんです。
仙腸関節が緩むと、仙骨(せんこつ)の動きが悪くなります。
その結果、髄液(ずいえき)の循環が悪くなるのです。
仙骨の動きは、髄液の循環に大きく関係しているからなんですね。
頭をスッキリさせるには、どうしたらよいのでしょうか?
歩くことが効果的です。
歩くと頭がすっきりするのは、仙骨の動きが活発になって髄液の循環がよくなるからです。
また、首の骨のずれが、歩くときにおこる振動によって、正常な状態に戻る効果があります。
そうすると、脳に行く血流もよくなるので、頭がスッキリとしていきます。
頭がボーっとしたら、ぜひ、ウォーキングを試してみてください。