こんにちは。
今回は、梅雨入りの時期に、腰痛が強くなる原因についてお話をします。
前回お話をしたように、梅雨入りの時期はいろいろな症状がおこります。
気圧の変化がその要因でしたね。
腰痛の悪化もそのひとつです。
なぜ、気圧の変化が腰痛を悪化させるのでしょうか?
気圧が下がることによって、空気の圧力が下がると骨格を安定させる力が弱くなります。
その結果、体の関節が緩んでしまうのです。
骨盤の関節が緩むことによって、腰痛が悪化してしまいます。
骨盤には、人体でいちばん大きな関節があります。
仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節です。
仙骨(せんこつ)という背骨の一番下にある骨と、腸骨(ちょうこつ)という大きな骨で構成されています。
仙骨と腸骨で構成されているので、仙腸関節といいます。
腰痛の原因として、この仙腸関節が注目されています。
実際に慢性的な腰痛持ちの方は、この仙腸関節がずれていることがほとんどです。
梅雨入りの時期になると、気圧が不安定になるため仙腸関節の緩みが大きくなります。
その結果、腰痛が悪化してしまうのです。
悪化するのは梅雨入りの時期で、完全に梅雨に入ってしまうと気圧は安定しますので、腰痛もおさまることがほとんどです。
腰痛はおさまっても、仙腸関節のずれは残っている状態です。
梅雨入りの時期に腰痛が悪化する方は、仙腸関節を整復して骨盤のゆがみを矯正することで、腰痛が再発しないようにするとよいでしょう。