こんにちは。
今回は、腰の側面の痛みについてお話をします。
腰の側面を押すと、痛みがおこることがあります。
強い症状ではありませんが、気になる痛みだと思います。
腰の側面におこる痛みの原因は、何でしょうか?
よく歩いたり、運動をした後におこるのであれば、筋肉痛などの筋肉性の痛みの可能性があります。
ところが、慢性的に痛みがおこるのであれば筋肉性の可能性は低くなります。
筋肉性の痛みの場合は、それほど長引かないからです。
ではなにが原因で痛みがおこるのでしょうか?
腰の側面の痛みは、股関節の異常が原因ということが考えられます。
股関節は骨盤にあるくぼみに、太ももの骨の丸い部分が入っています。
太ももの骨がくぼみの中でずれたり、抜けたりすると痛みをおこす原因となるのです。
なぜ、股関節がずれたり抜けたりすると、腰の側面に痛みがおこるのでしょうか?
股関節につながっている大きな筋肉にテンションがかかったりひねられたりするからなんですね。
また、股関節の異常が大きくなると、鼡径部(足の付け根)やおしりに痛みがおこります。
では、どうすれば股関節を正常な状態に戻せるでしょうか?
歩行をおすすめします。
歩行は、股関節を正常な状態に戻すはたらきがあるからです。
股関節は先ほどお話したように、骨盤にあるくぼみに、太ももの骨の丸い部分が入っている構造ですので、歩行によって股関節に圧力が加わると正常な状態に戻る力が働くのです。
歩行にはいくつか注意点があります。
1、平らな道を歩く。
2、運動靴で歩く。
3、階段や坂道を避ける。
4、股関節に痛みがおこったらすぐに中止する。
5、犬の散歩や買い物のついでではなく、歩行だけの時間をつくる。
平らな道を運動靴で歩くことが大事です。
運動靴は、ジョギングシューズのようなソールの柔らかいものが理想です。
階段や坂道は、股関節に負担がかかるため悪化する可能性があります。
股関節に痛みがおこった場合は、すぐに中止をしてください。
持続歩行が効果的ですので、犬の散歩や買い物のついででは効果が期待できません。
歩行によって、股関節が正常な状態に戻ると、腰の側面の痛みはなくなります。
腰の側面の痛みのある方は、股関節がそれ以上悪化する前に歩くようにしましょう。