こんにちは。
今回は、人工股関節の痛みについてお話をします。
先日このような方から問い合わせがありました。
「3年くらい前に、人工股関節置換術の手術を受けて、当初は良かったのですが、最近股関節に痛みがでてきて困っています。何とかならないでしょうか?」
人工股関節の痛みにお悩みの方は、わりといらっしゃいます。
では、人工股関節の痛みは、鎮痛薬以外では改善しないのでしょうか?
関節の整復によって、改善する可能性が高いものになります。
完全に痛みが解消することも稀ではありません。
どのような方法で、人工股関節の痛みが改善するのでしょうか?
人工股関節であっても、骨盤の関節と股関節の整復によって関節を調整することによって痛みは改善していきます。
股関節の痛みに対して、ほとんどの場合、股関節にのみ注目をします。
ところが、股関節だけでは不十分なのです。
なぜ、股関節の痛みに対して股関節だけでは不十分なのでしょうか?
それは、股関節の構造によります。
股関節は骨盤にある関節です。
骨盤の一部である寛骨(かんこつ)にある関節なんです。
ということは、骨盤がゆがむと寛骨の位置が変わります。
寛骨の位置が変わると、当然股関節の位置も変わってしまいます。
股関節の本来の位置ではなくなるので、関節の動きに無理が生じて痛みがおこるのです。
ですので、股関節を確認する場合、骨盤のゆがみも確認する必要があります。
そして、骨盤のゆがみがある場合は、ゆがみを正常な状態に戻す必要があります。
骨盤が正常な状態で、股関節の状態を確認することが重要となるのです。
問い合わせをいただいた方も、骨盤矯正と股関節の整復によって股関節の痛みが消失しました。
本当によかったですね。
このように、人工股関節であっても、骨盤と股関節の双方を整復することによって痛みは改善します。
人工股関節置換術後の股関節の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。