こんにちは。
今回は、強い肩こりについてお話をします。
強い肩こりでお悩みの方が、こった部分にしこりがあるとおっしゃいました。
実際に触診をしてみると、首に近い肩の部分にかたいものがあります。
このかたいものは何でしょうか?
強い肩こりをお持ちの方は、こっている部分に、このようなしこりを触れたことがあるのではないでしょうか?
このしこりは、実は骨なんです。
骨!?と思いますよね。
骨なんです。
どこの骨なのでしょうか?
肋骨なんです。
肋骨!と思われるのではないでしょうか?
肋骨というと、脇腹のあたりを思い浮かべますよね。
肋骨は12本の肋骨からなっています。
脇腹には、8番目くらいから12番目の肋骨があります。
先ほどの、しこりのような肋骨は1番目の肋骨なんですね。
鎖骨に近いところにありますので、首や肩の領域にある肋骨ともいえると思います。
この第1肋骨は、胸郭(きょうかく)や頚椎(けいつい)に関係している重要な肋骨なんです。
その重要な肋骨がずれると、胸郭や頚椎が不安定になってしまいます。
そこで、僧帽筋などの筋肉を強く収縮させて安定をはかるのです。
この僧帽筋などの筋肉の強い収縮を、強いこりとして感じるのです。
第1肋骨が原因でおこっているこりは、第1肋骨を正常な状態に戻さないと消失しません。
マッサージでほぐしても、再びこるのはこの為なんですね。
なかなか改善しない強い肩こりは、第1肋骨のずれが原因ということが少なくありません。
強い肩こりでお悩みの方は、関節の矯正を専門にしている当院にご相談ください。