こんにちは。
今回は、背中の痛みについてお話をします。
最近、背中の痛みで来院される方が増えています。
多くの方は、まず整形外科に行くと思います。
整形外科では、まずレントゲンなどを撮ります。
撮った画像を撮ると、背骨が変形している変形性関節症と診断される場合があります。
この変形性関節症が原因で、背中に痛みがおこっているといわれることが少なくありません。
確かに画像上は関節が変形しているので、痛みの原因と納得できると思います。
本当に背骨の骨の変形が、背中の痛みの原因になっているのでしょうか?
だとしたら、関節の変形が治らない限り痛みはおさまりません。
実は、関節が変形していても、それが痛みをおこすとは限らないのです。
それどころか、変形性関節症の方の多くが、痛みが改善・消失していくので、ほとんど場合変形性関節症が痛みをおこしていないと感じます。
関節の変形自体は変わらないのに、痛みが消失するということは、関節の変形が痛みとは何の関係もないと言えます。
実際に、あるドクターが地域の方の協力を得て、痛みのある方、痛みのない方のレントゲンを撮ったことがあります。
結果は驚くべきものでした。
関節の変形が重度で全く痛みがない方がいる反面、全く関節に変形がないのにもかかわらず痛みがおこっている方がいるという結果でした。
もちろん、変形している関節は正常な関節に比べると負担がかかります。
しかし、だからといって、関節が変形すれば痛みがおこるというわけではないのです。
では、背中の痛みは何が原因でおこるのでしょうか?
慢性的な背中の痛みの多くは、骨格のゆがみが原因です。
筋肉性の痛みの場合は、慢性化することがありません。
筋肉の損傷は数日から数週間で治癒するからです。
背中の痛みで気を付けなければならないのは、心臓などの疾患が原因の場合です。
心配な場合は、すぐに病院で調べてもらうべきです。
心臓疾患などの内臓の異常がない場合は、背中の痛み骨格のゆがみが背中の痛みをおこしている可能性が高くなります。
関節の整復により骨格矯正を行うことを専門にしている当院にご相談ください。