こんにちは。
今回は、股関節と膝関節の痛みについてお話をします。
特に痛くなる原因が思い当たらないのに、股関節や膝関節に痛みがでることがあります。
痛みがおこるのには、必ず原因があります。
転倒であったり、引っ越しや大掃除などで股関節や膝関節に大きな負担がかかった場合はわかりやすいですよね。
ところが、全く思い当たるふしがないのにもかかわらず痛みがおこる場合もあります。
このような場合は、痛みの原因がわかりづらいことが少なくありません。
歩行時の左右のバランスの悪さが、関節の痛みの原因ということがあります。
歩くときは、通常ですと左右のあしに同じように体重をかけて歩きます。
ところが、何かしらの原因で左右のバランスが崩れると、一方のあしに体重がかかるため股関節や膝関節に負担がかかります。
その結果、関節の負担が大きくなりすぎると痛みがおこるのです。
このような場合は、原因がよくわかりづらく、原因不明となります。
歩行時のバランスが悪いかどうかを、確認する方法があります。
靴底を、左右で確認する方法です。
負担がかかっている方のあしの靴底は、そうでない方に比べて減りが早くなります。
左右の靴底で、どちらか一方の減りが大きい場合は、歩行時のバランスが悪いということなんですね。
歩行時のバランスが悪いと、股関節や膝関節に痛みがおこります。
また、場合によっては、骨盤をゆがめてしまいますので腰痛をおこすこともあります。
なぜ、歩行時にバランスが悪くなるのでしょうか?
1、かばって歩いたり、かばって歩くくせが残っている場合
2、骨盤がゆがんでいる場合
3、重いショルダーバッグやハンドバッグを日常的に持っている場合
4、その他
捻挫や骨折などがおこると、当然ですが、かばって歩きます。
そうすると、かばっている方に負担がかかるので、関節に痛みがおこります。
この場合は、捻挫や骨折が治癒するまでは、かばうのは仕方ありません。
ところが、捻挫や骨折が治癒した後も、かばって歩くくせが残ってしまう場合があります。
そのくせによって、関節に痛みがおこりますので、捻挫や骨折が治癒した後は左右のバランスをとって歩くように心がけることが大事になります。
また、骨盤がゆがむと、股関節の位置がかわります。
股関節は骨盤にある関節だからです。
股関節の位置がかわると、歩行時のバランスが崩れてしまいます。
重いショルダーバッグやハンドバッグを日常的に持っている場合も、歩行のバランスが崩れます。
荷物を持つことによってバランスをとる際に、骨盤がゆがむからです。
重い荷物を持つ場合ですが、可能であればリュックサックであれば、バランスが崩れないのでおすすめです。
このように、歩行時のバランスが崩れると股関節や膝関節に痛みがおこります。
歩行時に、左右のバランスをとる事は関節の痛みや骨盤のゆがみの予防になります。