こんにちは。
今回は、頭が上がらなくなる症状についてお話をします。
めったにありませんが、頭が前に倒れてそのまま上げることができなくなる状態となる場合があります。
頭を上げようとすると、強い痛みが発生するので頭を上げることができません。
先日、まさにこのような症状をお持ちの方が来院されました。
下を向いたまま、頭を上げることができない状態です。
また、首の痛みも強く、夜もよく眠れません。
1か月程、この状態が続いていたそうです。
病院に通院していましたが、ほどんど改善しなかったそうです。
なぜ、このような状態になるのでしょうか?
首だけではなく、背骨や土台の骨盤に異常があるからなんです。
実際に、背骨を確認すると、左右に背骨が曲がる脊柱側彎症の状態です。
背骨が曲がる原因として、背骨の土台部分である骨盤にゆがみがある場合が多いです。
骨盤を確認すると、やはり骨盤がゆがんでいました。
まず、土台部分である骨盤の関節を整復して骨盤のゆがみを正常な状態に戻します。
骨盤のゆがみが改善したことを確認した後、背骨を確認すると脊柱の側弯がかなり改善していました。
この時点で、頭が上がるようになっています。
次に首の関節の異常を整復したところ、首の痛みと動きが改善されました。
その後の通院により、ややストレートネック気味ですが、痛みが消失して日常生活に支障をきたすことはなくなりました。
本当によかったです。
このように、極端に首の可動域が悪い場合や、痛みが強い場合は、首だけの問題ではないことが少なくありません。
背骨や骨盤から確認して、整復していく必要があります。
病院では改善しない首の強い可動域制限や痛みのある方は、当院にご相談ください。