こんにちは。
今回は、階段や坂道の上り下りでおこる膝の痛みについてお話をします
膝に痛みのある方は、少なくありません。
普通に歩く分には痛みがでないのに、階段や坂道を移動するときだけ膝に痛みがおこる場合があります。
また、膝を触っても痛みがおこりません。
なぜ、触っても痛くないのに、階段や坂道で膝に痛みがおこるのでしょうか?
他の関節の異常が、膝に負担をかけているからなのです。
脚の大きな関節は、股関節・膝関節・足関節があります。
膝関節は、股関節と足関節の間にありますよね。
ですので、膝関節は股関節と足関節の影響を受ける関節なのです。
多くの場合、股関節の影響を強く受けます。
股関節に異常があると、脚の向きが変わります。
そうすると、膝関節をひねることによって、脚の向きのバランスをとる反応がおこります。
この時におこる膝関節のひねりが、痛みをおこす原因となるのです。
なかなか膝の痛みが改善しないのは、股関節の異常が残っていることが少なくありません。
この場合、股関節を正常にすることが重要になります。
また、股関節は骨盤にある関節です。
ということは、骨盤がゆがむと股関節の位置が変わります。
その結果、股関節の影響を受けることによって膝に痛みがおこります。
骨盤のゆがみも、膝痛の原因になるのですね。
腰痛や腰の不調がおこってから膝が痛くなった経験はありませんか?
それは、骨盤がゆがむことによって、股関節の位置が変わり、その影響で膝に痛みがおこったのです。
階段や坂道で膝に痛みがおこる場合は、膝関節の他に股関節と骨盤を確認する必要があります。
異常がみつかれば、関節を整復して正常に戻さないと、膝の痛みは改善しません。
また、足首の捻挫をしたことがある場合は、足首の関節の異常が膝関節へ影響を与えている可能性があります。
足首の可動域や圧痛を確認し、異常があれば関節を整復する必要があります。
膝の痛みがなかなか改善しない方は、このような原因が考えられます。
ぜひ、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。