こんにちは。
今回は、首の痛みについてお話をします。
首の痛みはつらいですよね。
湿布をはったり温めたり冷やしたりしても、なかなかすぐには改善しません。
どのような原因で、首が痛くなるのでしょうか?
多くは、首の関節がずれることによって痛みがおこります。
関節は動きの大きい関節ほど、ずれやすい傾向にあります。
頭はいろいろな方向に、動きますよね。
それは、首の関節の可動域が広いからなんです。
可動域が広いぶん、首の関節はずれやすい関節なのですね。
また、首の関節は、ほんの少しのずれでも大きな痛みをおこす関節でもあります。
首の強い痛みで整形外科にいっても、骨や関節に異常はないといわれることが少なくありません。
なぜ強い痛みが首にあるにもかかわらず、骨や関節に異常がないといわれるのでしょうか?
それは、レントゲンやMRI、CTなどの画像では、わかりづらい微小な関節のずれだからなんですね。
それ位の微小な関節のずれが、強い痛みをおこすのでしょうか?
そうなんです、強い痛みをおこすのです。
例えば、指の先を針で軽く刺すとかなりの痛みがありますよね。
痛みを感じる神経は、それ位の小さな刺激でも、強い痛みがおこります。
首の関節も、痛みの神経が敏感ですので、ほんの少しのずれでも強い痛みをおこすのです。
では、レントゲンやMRI、CTなどの画像ではよくわからない首の関節のずれは、どのように確認するのでしょうか?
首の骨のまわりには大きな筋肉がありませんので、直接、骨に触れることができます。
ですので、触診によってずれている首の骨の場所や、ずれている方向がわかるのです。
ずれている首の骨を触診すると強い痛みを感じるので、触診を受けた方も関節のずれがよくわかります。
また、首の骨の中に負担のかかりやすい骨があります。
首の骨を頸椎(けいつい)といって、第1頸椎(だいいちけいつい)から第7頸椎(だいななけいつい)まで7つの骨で構成されています。
特に上位頸椎の第1頸椎から第3頸椎までと、第7頸椎と第1胸椎の関節は負担がかかりやすく、ずれやすい関節なんですね。
触診や可動域の状態によって、正確に首の関節の異常を見極めることが重要なんです。
触診や可動域の検査で、レントゲンやMRI、CTなどの画像診断ではわからない異常を確認することができます。
異常のある関節を確認してから、首の関節の整復を整復していきます。
ずれている首の関節を正常な状態に戻すことが痛みを改善・解消するために必要だからです。
首の関節が正常な状態に戻ると、首の痛みは早い段階で改善・消失していくことがほとんどです。
首の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。