こんにちは。
今回は、しつこい慢性的な肩こりについてお話をします。
肩こりで悩んでいる方は少なくありません。
毎週マッサージに行くという方も、いるのではないでしょうか?
マッサージを受けると一時的に楽になりますよね。
ところが、マッサージを受けても再発してしまいます。
肩こり体操も、体操をした直後は楽になりますが、時間とともに肩こりが再発しますよね。
なぜ、慢性的な肩こりは、なおらないのでしょうか?
肩こりをおこしている原因が何かを、考えることがポイントになります。
なぜ、肩がこるのでしょうか?
肩がこるのには、実は理由があります。
肩こりは、急性的なものと慢性的なものがあります。
急性的な肩こりは、主に筋疲労が原因です。
パソコンやスマホなど首や肩に負担のかかる姿勢を長時間したり、肩を使う運動や作業をしたときにおこります。
原因は筋疲労ですので、数日安静にしていればほとんどの場合おさまります。
筋疲労は数日で回復するからです。
では、慢性的な肩こりは、なぜおこるのでしょうか?
体を安定させるためにおこっている、体の反応なんです。
どういうことでしょうか?
骨格がゆがむと、体が不安定になります。
そこで、筋肉を収縮させて体を安定させているのです。
肩こり筋の代表的な筋肉は僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)です。
首や肩の骨格がゆがむと、頭を十分に支えられなくなります。
そこで、僧帽筋や肩甲挙筋に力をいれて頭を支えるのです。
これが、慢性的な肩こりの原因になるのです。
マッサージや肩こり体操で肩の筋肉をゆるめても、再び肩がこるのは、頭を安定させるために必要だからなんですね。
以前、ロープで支えている傾いた桜の木がありました。
まさに、このロープが肩こりなんですね。
ロープで引っぱることによって、倒れないように桜の木を安定させています。
桜の木が自立できるようになれば、このロープは必要なくなりますよね。
慢性的な肩こりも、骨格で十分に頭を支えられるようになれば、肩こり筋ががんばる必要がなくなるので肩こり筋がゆるみます。
ゆがんだ骨格を正常な状態に戻せば、肩の力が抜けて肩こりが改善・解消していきます。
骨格矯正をすることが、慢性的な肩こりの根本的な改善・解消に必要なんですね。
慢性的な肩こりでお悩みの方は、骨格矯正を専門にしている当院にご相談ください。