こんにちは。
今回は、成長痛についてお話をしたいと思います。
先日、親御さんからこのような相談を受けました。
小学6年生の娘さんについてです。
成長痛で、膝に痛みがあるそうd、その痛みを何とかしてほしいという相談です。
歩くと痛みが増すので、つらい成長痛です。
成長痛は成長期におこる痛みなので、成長が止まるまではしょうがないと思っていませんか?
じつは、施術によって大きく改善する場合がほとんどで、全く痛みがなくなる場合も少なくありません。
実際にその娘さんも、数回の施術で痛みが全くなくなりました。
どのような施術で、成長痛は改善・消失するのでしょうか?
骨盤矯正をはじめとする骨格矯正なんですね。
ゆがんでいる骨格を矯正することで痛みがなくなるんです。
なぜ、骨盤矯正で成長痛が改善・消失するのでしょうか?
痛みをおこしている骨盤から膝につながっている筋肉が改善されるからなんです。
図のように、骨盤から膝につながっている筋肉はいくつかあります。
(そのうちの2例を紹介しています。)
骨盤がゆがむと、膝につながっている筋肉が引っぱられます。
そうすると、膝の筋肉がつながっている部分にテンションがかかって痛みがおこるんですね。
また、テンションがかかっている状態が続くと、膝の筋肉がつながっている部位の骨を大きくすることによって、腱と骨がつながっている面積を大きくする反応がおこります。
有名な例ですと、オスグットシュラッター病があります。
膝のお皿の下の部分の痛みと、骨の隆起が症状としてあります。
これは、骨盤の寛骨(かんこつ)という部分が後ろにずれることによって、図1の筋肉が引っぱられた結果、膝の筋肉のつながっている部位に痛みがおこります。
また、テンションのかかっている期間が長くなると、骨を隆起させて腱(筋肉と骨をつなげている組織)と骨がつながる面積を大きくしてテンションに耐えるような反応がおこるのです。
このように、骨盤のゆがみが膝の成長痛をおこしています。
成長期にほとんどの児童は、大きく身長が伸びますが、成長痛がおこる児童はまれです。
なぜ、まれなのでしょうか?
それは成長期に筋肉の成長が骨の成長に追いつかないところに、骨格のゆがみが重なることによてとおこるからなんですね。
単に成長が原因で痛みがおこっているならば、ほとんどの児童は成長するので、もっと多くの児童が成長痛になるはずです。
このことからも、成長痛になる児童は成長期に骨格のゆがみがおこることによって痛むのです。
ですので、成長痛は、骨盤をはじめとする骨格の矯正で改善・消失していくのです。
成長痛でお悩みの方は骨盤矯正をはじめ、骨格の矯正を専門にしている当院にご相談ください。