こんにちは。
今回は、原因のよくわからない痛みについてお話をしたいと思います。
原因不明の痛みは、慢性痛と言われます。
痛みの原因がわかれば、その原因に対してアプローチができますが原因がわからないと、治しようがないので困りますよね。
痛みは不思議です。
例えば幻肢痛(げんしつう)という痛みがあります。
あまり聞きなれない言葉ですよね。
交通事故や病気で腕や脚を切断して失ったにもかかわらず、切断された手や足が痛むというものです。
ないはずの手や足に痛みがおこるので、やっかいな痛みのひとつなんです。
また、痛みがとても強く、万力で潰されるような痛みがおこるそうです。
今のところ、幻肢痛の痛みのメカニズムはよくわかっていません。
このように、痛みには特殊なものがあります。
ところが、このような特殊な痛みは稀なんです。
多くは、痛みをおこす原因があるので、痛みがおこるんです。
慢性痛に多くみられる原因があります。
どのような原因でしょうか?
それは、骨格のゆがみなんです。
骨格は約200個の骨で形成されています。
その骨と骨のつながる部分が関節です。
骨格がゆがむという事は、関節に異常がおこるという事なんですね。
この関節の異常が、慢性痛の原因という事が少なくありません。
ではなぜ、関節の異常がわからないのでしょうか?
関節の異常をおこしている、関節の転位や離開が微小な為なんです。
微小な関節の異常は、レントゲンやMRIではわかりづらいんですね。
この関節の微小な異常を解明できるかどうかが、痛みの改善・消失に大きくかかわります。
次回、関節の異常の確認の方法と実際の慢性痛の改善・解消した実例をお話したいと思います。