こんにちは。
今回は、しりもちについてお話をしたいと思います。
人生でしりもちをついた事のない人は、いないのではないでしょうか?
しりもちは、日常的にありふれた転倒ですよね。
ところが、しりもちのつき方によっては、後々しつこい慢性腰痛をおこす原因となるんです。
なぜ、しりもちによって慢性腰痛がおこるのでしょうか?
しりもちをつくと、骨盤に特有の衝撃がかかるからなんです。
しりもちによっておしりを床につくと、坐骨(ざこつ)が床にぶつかります。
この坐骨にかかった衝撃が、骨盤を後方向にずらしてしまうのです。
正確には、仙骨に対して寛骨(かんこつ)が後方向にずれた状態になります。
この時に骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)という腰痛の大きな原因となる関節が、ずれてしまいます。
この寛骨の後方向へのずれが、しりもち特有の腰の不調を引き起こします。
また、強い衝撃で瞬時に仙腸関節ずれると、関節が噛みこんでしまうので、自然に元に戻る事が期待できないやっかいな腰痛になる事が少なくありません。
そのため、腰痛が慢性化してしまうんですね。
また、この腰痛は、痺れをともなう事もあります。
さらに、左右の骨盤がアンバランスになるので、ふらふらと不安定になったり、転びやすくなります。
腰部脊柱管狭窄症の症状に似ていますので、整形外科では脊柱管狭窄症と診断される場合があります。
この場合、仮に脊柱管が狭窄していても、症状とは関係がありませんので、手術をして狭くなっている脊柱管を広げても症状が改善する事はありません。
逆に、むだに皮膚や筋肉、血管、神経を切りますので、症状が悪化する場合も十分考えられるんですね。
しりもちをついてから、腰が慢性的に痛くなったり、おしりや脚に痺れがおこった場合は、骨盤の関節がずれている可能性があります。
立ったり歩いたりする時に体が不安定になったり、座っている時に 体が傾く場合も同様に骨盤の関節がずれる事によって骨盤がゆがんでいる可能性があります。
このような症状のある方は、骨盤のゆがみを正常にする骨盤矯正を専門にしている当院にご相談ください。