こんにちは。
今回は、前回に続き、背骨の関節についてお話をしたいと思います。
背骨の中で首と胸の関節の移行部(境い目)と胸と腰の関節の移行部に負担がかかりやすく痛めやすいというお話をしました。
では、首と胸の関節の移行部を痛めると、どのような症状がおこるのでしょうか?
1、首の付け根の痛み
2、首の可動域制限
3、首や肩の張り感
4、腕の痺れ
5、腕の感覚鈍麻
主にこのような症状が、おこります。
代表的な症状として、首の付け根の激しい痛みです。
頚胸椎移行部の関節がずれると、首の付け根に強い痛みがおこる場合があるんです。
あまりに痛むので、何か深刻な病気なのではないかと心配になるほどなんですね。
痛みで夜も眠れない場合もあり、とてもつらい症状がおこります。
しかも、この関節のずれはなかなか元に戻らないので痛みが続く傾向にあります。
強い首の痛みが長く続くとつらいですよね。
また、この関節がずれると首が動かせなくなります。
首を回したり倒す事ができなくなるんですね。
そして、首や肩に強い張り感がおこります。
頚胸椎移行部は、頭を支える首の土台部分にあたります。
ですので、この関節がずれると、頭が不安定になってしまいます。
そこで、肩や首の筋肉を収縮させる事によって頭を安定させるんです。
この筋肉の収縮を、強い張りとして感じるんですね。
また、痺れをおこす原因にもなるんです。
首の付け根には、腕にいく神経があります。
頚胸椎移行部の関節がずれる事によって、この神経に異常がおこるんです。
神経の異常によって、腕に痺れがおこるんですね。
同様に、神経の異常によって感覚神経の鈍麻がおこります。
わずかな違いですが、左右の腕の感覚に差がある場合は、感覚の鈍い方の頚胸椎移行部の関節がずれている可能性があります。
このように、頚胸椎移行部の関節に異常がおこると、強い症状がおこります。
首の付け根の痛みはかなり強く出る場合があります。
この場合、頚胸椎移行部の関節のずれを正常に戻さないと、なかなか痛みはひきません。
首の付け根の強い痛みでお悩みの方は、ぜひ、関節の整復を専門にしている当院に、ご相談ください。