こんにちは。
今回は、肩の強い違和感についてお話をしたいと思います。
片方の肩が強くこったり、重だるかったりなどの違和感がおこる事があります。
普通の肩こりと違って、片方の肩に強く症状がでるんですね。
このような症状がでる場合は、ある原因が考えられます。
何が原因で、片方の肩に強い違和感がでるのでしょうか?
それは、第一肋骨の異常なんです。
肋骨は12本で構成されていて、その中の一番上にある肋骨が第一肋骨です。
第一肋骨は首の付け根にあって、第一胸椎という背骨の骨とつながっています。
この第一肋骨がずれると、このような強い肩の違和感を発生させてしまうのです。
なぜ、第一肋骨がずれると、肩に強い症状が発生するのでしょうか?
第一肋骨は、首の付け根にあって首を安定させる役割があります。
ですので、第一肋骨がずれて不安定になると首も不安定になってしまいます。
首が不安定になると、その上にある頭も不安定になります。
このように第一肋骨がずれると首と頭が不安定になってしまうのですね。
そこで、第一肋骨がずれても首と頭が不安定にならないように、肩の筋肉をかためて首と頭の安定を保つようにする反応がおこります。
この肩の筋肉をかためた反応が、肩の強いこりや重だるさとして感じるのです。
マッサージでかたくなっている肩の筋肉をほぐしても再びこるのは、首と頭の安定を保つ為の反応だからなんですね。
ではなぜ、第一肋骨がずれてしまうのでしょうか?
多くは、腕を長時間上げる姿勢によってずれてしまいます。
例えば、横になる時に腕を上げてまくらの替わりにすると長い時間、腕が上がるので第一肋骨がずれやすくなります。
また、片ひじをついて頭を支えるような姿勢も第一肋骨がずれる要因となります。
高所の点検など、腕を長い時間上げるような作業でも、第一肋骨がずれる要因になります。
そして、いったんずれた第一肋骨は、自然に元に戻る事はほとんどありません。
ですので、予防が大事なんですね。
肩に強い違和感のある方は、第一肋骨がずれている可能性があります。
肩の強い違和感でお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。