こんにちは。
今回は、背中の張り感についてお話をしたいと思います。
背中に張りを感じる方は少なくありません。
慣れない運動や久しぶりに体を動かすと、筋肉痛のように張る場合がありますが、これは一過性のもので筋疲労がなくなると、この張り感もなくなります。
ところが、長い期間、背中の張りを感じる事があります。
このような場合は、張った筋肉をマッサージで緩める方も多いのではないでしょうか?
マッサージをうけた後は、筋肉が緩んで気持ちがいいですよね。
そのまま張り感がなくなればいいのですが、再び張ってくるのではないでしょうか。
なぜ、マッサージで緩めた筋肉が再び張ってくるのでしょうか?
それは、筋肉が張るというのは症状であって原因は筋肉ではないからなんですね。
では、何が原因で背中が張るのでしょうか?
骨格のゆがみが原因なんです。
骨格は、約200個の骨で構成されています。
その200個の骨を靱帯(じんたい)や関節包(かんせつほう)や筋肉で安定させて、骨格として機能します。
また、筋肉は骨と骨につながる事によって、関節を動かすはたらきがあります。
背中にも様々な筋肉があって、骨盤や背骨や肋骨・肩甲骨などの骨とつながっています。
骨格のゆがみは、関節がずれたり緩んだりする事によっておこります。
骨格がゆがむと、骨と骨の位置が変わります。
骨と骨の位置が変わると、骨につながっている筋肉にも影響がでます。
筋肉が引っぱられたり、ねじれたりするのです。
骨格がゆがむ事によっておこる、この筋肉の影響を張り感として感じるんですね。
ビニール傘を例にしてみます。
新品のビニール傘は、キレイにビニールの部分が張っていますよね。
ところが使い込んだり強風にあおられたりして、傘の骨が曲がったりずれたりすると、どうなるでしょうか?
傘のビニールの部分は、シワがよったりたるんだりしますよね。
筋肉もこのように骨格がゆがむ事によって、筋肉が引っぱられたりねじれたりします。
曲がったビニール傘の骨を、うまく元に戻すとビニールの部分はキレイな状態に戻ります。
張り感のある筋肉も、骨格のゆがみを正常な状態に戻す事によって筋肉が正常になりますので張り感が改善・消失していきます。
このように、しつこい背中の張り感を改善していくには、関節の整復によって骨格のゆがみを正常な状態に戻す必要があるのです。
背中の張り感でお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。