こんにちは。
今回は、ブシャール結節という指の関節症についてお話をしたいと思います。
ブシャール結節は、変性性関節症の一種で男性にはあまりみられなくて、40代以降の女性に多い疾患です。
指の第2関節が、変形して腫れて指の動きが悪くなって、場合によっては痛みがでる関節症なんですね。
指の第2関節の関節症なので、関節リウマチと間違われやすい関節症なんです。
なぜ、ブシャール結節と関節リウマチは間違われやすいのでしょうか?
関節リウマチも、第2関節がはれたり変形して痛みや動き悪くなるからなんですね。
症状は似ていても、ブシャール結節と関節リウマチでは全く違うものなのです。
どのように違うのでしょうか?
ブシャール結節は変形性関節症なのに対して、関節リウマチは免疫疾患なんです。
関節リウマチは、専門医の治療を受けないと、様々な関節が破壊されたり、全身症状がでる怖い疾患なんです。
それに対して、ブシャール結節は関節が変形して指の関節が腫れたり、動きが悪くなる事がありますが、関節リウマチのような強い関節破壊や全身症状のおこらない疾患です。
指の動きが悪くなったり痛みがおこる事がありますが、関節リウマチに比べればそれ程怖いものではないんですね。
また、ブシャール結節になって指の関節が変形しても、痛みがでる場合とでない場合があります。
なぜ、痛みがでる場合とでない場合があるのでしょうか?
関節の変形が関係しているんです。
関節が変形すると、骨と骨のつながりが不安定になります。
不安定になる事によって、骨が関節の中でずれやすくなります。
この関節のずれが痛みの原因となる事が多いんですね。
ですので、ブシャール結節で指の関節に痛みがでた場合は、ずれた関節を正常な位置に戻すと痛みが改善・消失していく事が多いんです。
また、関節を正常な位置に戻すと動きも改善するケースがよくみられます。
ブシャール結節の痛みや指の動かしづらさでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。