こんにちは。
今回は、すねの筋肉や足の甲の筋肉がつったり、足の裏がつる原因についてお話をしたいと思います。
すねや足の甲がつったり、足の裏がつった事はありませんか?
つると、なかなかおさまらないのでつらいですよね。
筋肉がつる原因は大きく4つあります。
1、筋肉疲労
2、冷え
3、ミネラル不足
4、水分不足
その他に、内科的疾患や薬の服用でもおこる事があります。
ところが、このような一般的に筋肉がつる原因が全くないのにも関わらずつる場合があります。
また、よく同じ部位がつるという方も少なくないのではないでしょうか?
すねや足の甲、足の裏の筋肉が繰り返してつる場合は、ある原因が考えられます。
何が原因で、繰り返しつるのでしょうか?
それは、足首の関節のずれなんです。
足首の関節がずれると、ずれた方向によって様々な筋肉が引っぱられてテンションがかかります。
なぜ、関節がずれると筋肉にテンションがかかるのでしょうか?
関節を動かすために、筋肉は関節をまたいで骨と骨につながっています。
ですので、関節がずれると骨と骨が離れてしまいますので、骨につながっている筋肉にテンションがかかるんですね。
この筋肉のテンションが、筋肉がつる原因となるのです。
ではなぜ、足首の関節がずれるのでしょうか?
ほとんどの場合、捻挫が原因です。
捻挫は靱帯(じんたい)や筋肉、関節包(かんせつほう)などの組織の損傷です。
このような組織が損傷するという事は、関節の骨が可動域の限界をこえなければ損傷しないんです。
という事は、いったん関節から骨が外れて、外れた骨が靱帯や筋肉などの組織によって元に戻る状態なんです。
この時に、組織を痛めるので内出血をおこしたり腫れたりするんですね。
固定や冷却などの処置によって、損傷した組織は回復します。
ところが、組織は回復しても関節の不具合が残る場合が少なくありません。
なぜ、不具合が残るのでしょうか?
それは、いったん外れた骨が完全に元に戻っていないからなんですね。
関節の中で骨がずれた状態が残ってしまうのです。
この状態が、すねや足の甲、足の裏の筋肉が繰り返しつる原因となってしまいます。
ですので、関節の中でずれている骨を正常に戻す事が必要になります。
足首の関節がずれているかどうかは、簡単にわかります。
左右の足首を伸ばしたり、曲げてみてください。
左右で動きを比べて、動きの悪い方は足首の関節がずれている可能性が高いです。
可動域制限がでているからなんですね。
足のつりが繰り返してなかなか良くならなくてつらい方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。