こんにちは。
今回も前回に引き続き、肩こりについてお話をしたいと思います。
肩こりは、首や肩の筋肉が緊張した状態です。
ですので、多くは首か肩が関係しています。
ところが、首や肩の他に肩がこる原因があります。
なにが原因で肩がこるのでしょうか?
それは、腰なんです。
腰!?
と思いますよね。
なぜ、腰が肩こりの原因になるのでしょうか?
それは、骨格の構造によるんです。
なぜ腰が原因で肩がこるかを説明していきます。
骨盤の上に背骨があります。
その背骨の胸の部分は、胸郭(きょうかく)といって背骨と肋骨と胸骨で構成されています。
胸郭は、心臓や肺や大血管を守っている鳥かご状の骨格部分です。

このような構造ですので、骨盤がゆがむと背骨もゆがんでしまいます。
背骨がゆがむと、胸郭もゆがみます。
胸郭は12本の肋骨で構成されていますが、胸郭がゆがむ事によって、肋骨の関節がずれてしまうのです。
特に首に近い方の肋骨が影響を受けやすいので、関節のずれが大きくなります。
肋骨の関節がずれると、骨格はどうなるでしょうか?
不安定になってしまいます。
骨格には体を支えるという大事な役割りがあります。
ところが、肋骨の関節がずれるとその役割が十分に果たせなくなります。
では、どのようにして体を安定させるのでしょうか?
筋肉を緊張させる事によって、体を安定させるんです。
この筋肉の緊張が、肩こりを生んでしまうのです。

体を安定させる為に、筋肉が緊張していますので、マッサージで筋肉をゆるめても体を安定させるために再び緊張します。
しつこい肩こりが、なかなかよくならないのは、このような理由があるからなんですね。
肩こりも場合によっては、骨盤のゆがみから正常に戻す事が必要なんです。
しつこい肩こりにお悩みの方は、骨盤がゆがんでいる可能性があります。
骨盤矯正をはじめ、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。