こんにちは。
今回は、肩甲骨の内側の痛みについてお話をしたいと思います。
肩甲骨は、背中の上の方にある平べったい骨で肩の関節のある骨です。
腕と肩の関節を構成していて、鎖骨とは肩鎖関節(けんさかんせつ)という関節を構成しています。
肩甲骨では、比較的この肩の部分に痛みがでる事が多いんです。
肩の痛みがあって、肩の動きが悪い場合は肩甲骨と腕の関節に異常がみられることが多いです。
また、肩に痛みがあるけれど、肩の動きに異常がない場合は鎖骨との関節である肩鎖関節に異常がみられることが多いですね。
この肩鎖関節がずれると、かなり痛みが強くでます。
一方で、肩甲骨の内側に痛みがでる事があります。
何が原因で、肩甲骨の内側に痛みがでるのでしょうか?
首の関節なんです。
首の関節ずれると、肩甲骨の内側に痛みがおこります。
特に首の上の方にある関節のずれが原因となる事が多いんです。
首の骨は7つあって、頚椎(けいつい)といいます。
このうち、上から3つの頚椎のずれが肩甲骨の内側の痛みと関係しています。
特に、第1頚椎から第3頚椎の関節です。
肩甲骨の内側の痛みは、いったんおこるとしつこく痛みます。
なぜ、しつこく痛みのでしょうか?
それは、ずれた関節がなかなか元に戻らないからなんです。
首は日常生活の中で負担が大きいので、いったん首の関節がずれると元に戻りづらいんですね。
肩甲骨の内側に痛みがあるので、その部分をマッサージしたりあっためたりする方は少なくありません。
ところが、あまり効果がないんですね。
それは、痛みは肩甲骨の内側でも、その痛みをおこしている原因は肩甲骨の内側にはないからなんですね。
肩甲骨の内側の痛みをおこしている原因である、首の関節のずれを正常に戻す事が必要になるのです。
しつこい肩甲骨の内側の痛みのある方は、首の関節がずれている可能性があります。
ぜひ、関節の施術を専門にしている当院にご相談ください。