こんにちは。
今回は、なかなかひかない足首の腫れについてお話をしたいと思います。
足首に水がたまったように腫れて、腫れがなかなかひかない場合があります。
なぜ、腫れがひかないのでしょうか?
足首に異常があるからです。
どのような異常でしょうか?
多くは、足首の関節のずれが原因です。
足首は最も捻りやすい関節です。
程度の差こそあれ、全く足首を捻った事のないという方は、ほとんどいないのではないでしょうか?
軽く捻る程度であれば問題ありませんが、捻挫をすると後々まで影響がでます。
なぜ、後々まで影響がでるのでしょうか?
捻挫をすると、強い痛みと共に大きく腫れます。
捻挫の処置は、腫れた足首を冷やしたり、固定して使わないようにしたりします。
そして、時間と共に痛みや腫れが引いたら、処置は終了となります。
ところが、これでは捻挫の処置として十分ではないのです。
なぜ、痛みや腫れがひいたのに十分ではないのでしょうか?
捻挫は、足首の関節の可動域の限界をこえて、捻られる事によっておこりますよね。
関節の可動域の限界をこえて捻られると、骨は関節から外れます。
いわゆる亜脱臼状態ですね。
そして、亜脱臼状態から靱帯(じんたい)や筋肉の作用でいったん外れた骨が関節内に戻ります。
いったん骨が外れた時に、靱帯や関節包(かんせつほう)などの軟部組織(なんぶそしき)を痛めるので強い痛みがおこったり、大きく腫れたりします。
ところが、いったん外れた骨が関節に戻る際に、完全に元に戻る事はめったにありません。
関節内で骨がずれた亜脱臼状態になる事が、ほとんどなのです。
足首の関節が亜脱臼状態になると、どのような症状がおこるのでしょうか?
1、しつこい足首の痛み
2、なかなかひかない腫れ
3、可動域制限
4、関節の不安定感
5、かかとの痛み
このような状態になります。
なかなかひかない足首の腫れは、足首の関節の亜脱臼状態が原因という事が多いんですね。
捻挫の後に腫れる場合はわかりやすいですが、以前におこした捻挫の影響が、後になってでる場合もあります。
関節が亜脱臼状態になっていると軽く足首を捻ったり、足を強くついたりしただけでも腫れてしまう場合があります。
この場合は、原因が思い当たらないのに腫れてしまったと感じます。
足首の腫れがなかなかひかない場合は、足首の亜脱臼状態を確認する必要があります。
左右の足首の動きを比べてみて、腫れている方の足首の動きが悪い場合は関節がずれている可能性が非常に高いです。
その場合は、足首の亜脱臼を施術する必要があります。
なかなかひかない足首の腫れでお悩みの方は、関節の施術を専門にしている当院にご相談ください。