こんにちは。
今回は、仙腸関節(せんちょうかんせつ)についてお話をしたいと思います。
仙腸関節という言葉を、聞いた事はありませんか?
腰痛の原因として注目されている骨盤にある関節です。
仙腸関節は腰痛の原因になるのでしょうか?
その通りなんです。
仙腸関節の異常が、多くの腰痛の原因になるんですね。
なぜ、仙腸関節は腰痛の原因としてあまり注目されなかったのでしょうか?
それは、仙腸関節は不動関節といって、全く動かない関節という認識だったからなんです。
動かない関節なので、仙腸関節には異常がおきようがないという事で全く注目されませんでした。
腰痛の原因としては、腰椎(ようつい)という背骨の腰の部分が主なんです。
1、腰椎椎間板ヘルニア
2、腰部脊柱管狭窄症
3、腰椎分離症
4、腰椎分離すべり症
5、変形性腰椎症
このような有名な腰痛の原因とされるものは、全て腰椎を原因と考えられたものです。
ところが、厚生労働省の腰痛のガイドラインによると、腰痛の83%はなんと原因不明ということなんです。
原因が特定できる腰痛はたったの17%しかないんですね。
では、原因不明の83%の腰痛には原因がないのでしょうか?
そんな事はありません。
腰に痛みをおこす原因があるから、腰痛がおこるのです。
ここで仙腸関節がポイントになります。
動かない不動関節と思われてきた仙腸関節ですが、実は関節として動くのです。
背骨の土台である仙骨(せんこつ)と股関節のある寛骨の一部の腸骨で構成されています。
構造上、負担がかかりやすく、腰痛の原因になる関節です。
ぎっくり腰はこの仙腸関節の寛骨が、前下方にずれるとおこります。
このように、仙腸関節のずれが多くの腰痛の原因となるのです。
また、骨盤のゆがみはどのようにしておこるのでしょうか?
骨盤がゆがむのは、仙腸関節がずれるからなんです。
仙腸関節のずれを正常に戻す事が、骨盤のゆがみには必要な施術なんですね。
腰痛には、仙腸関節のずれを正確に見きわめて施術する事が非常に重要になります。
腰痛でお悩みの方は、仙腸関節に異常がある可能性が高いです。
仙腸関節の施術を専門にしている当院にご相談ください。