こんにちは。
今回は、慢性的な肩こりの改善の為に、首をポキポキ鳴らす事についてお話をしたいと思います。
肩がこると、首をひねってポキポキ鳴らす方はいませんか?
首を鳴らすと、一時的にはスッキリしますよね。
ところが、首をポキポキ鳴らす事は長い目でみると肩こりを悪化させているんです。
首を鳴らして一時的にスッキリしても、再び肩がこりますよね。
それは、首を鳴らす行為が肩こりを解消するわけではないからなんです。
逆に悪化させる事が多いんです。
なぜ、首を鳴らすと肩こりが悪化してしまうのでしょうか?
それは、慢性的な肩こりをおこしている原因を、悪化させているからなんです。
慢性的な肩こりをおこしている原因は何でしょうか?
それは、首の関節のずれなんです。
首には7つの骨が縦に積まれていて、その上に重い頭がのっています。
その為、首の関節がずれると頭の支えが弱くなって頭が不安定になります。
不安的になった頭を安定させる為に、肩の筋肉を緊張させて筋肉をかたくする事によって頭を支えるんですね。
僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)といった、肩こり筋といわれる肩の筋肉がかたくなります。
この肩の筋肉で頭を支える状態が、慢性的な肩こりなんです。
首をポキポキ鳴らすと、首の関節にとても負担がかかります。
首を鳴らす事によって、ずれている首の関節をさらにずらしてしまう恐れがあります。
首の関節のずれが大きくなると、さらに頭が不安定になりますので、肩の筋肉の緊張もさらに強くなります。
ですので、首をポキポキ鳴らす事によって肩こりが強くなってしまうのです。
さらに首を鳴らす事は、首の血管や神経に悪影響をおよぼす可能性もありますので、本当に怖いんですね。
では、肩こりはどうすれば緩和するのでしょうか?
ウォーキングがおすすめです。
ウォーキングは、安全で手軽にできるのが良いですね。
なぜ、ウォーキングは、肩こりに効果があるのでしょうか?
それは、首の骨の構造によるんです。
首は7つの骨が縦積みになっていて、ウォーキングによっておこる足からの振動が首に伝わると、ずれている首の関節が元に戻る構造なんです。
歩くと肩こりが楽になると感じている方も、多いのではないでしょうか?
血行が良くなるという理由もありますが、首の関節のずれが元に戻るからなんですね。
100%正常に戻るわけではありませんが、首の関節のずれの度合いと肩こりの度合いは比例しますので、ウォーキングによって少しずつ首の関節が正常に戻っていくと慢性的な肩こりが楽になっていきます。
いくらウォーキングをしても、なかなか肩こりが改善しない方は、比較的大きく首の関節がずれている可能性があります。
その場合は、首の関節を元に戻す施術が必要になります。
ぜひ、当院にご相談ください。