こんにちは。
今回は、肩こりが強くなってしまう姿勢についてお話をしたいと思います。
日中から夕方にかけて肩こりが強くなる方は、姿勢によって肩こりが強くなっているかもしれません。
デスクワークの仕事をしている方で、肩こりがある方は本当に多いですね。
それだけ、デスクワークは肩がこりやすい環境なんです。
その環境の中で、なるべく肩がこらないように工夫する事は大事なんですね。
どのような姿勢によって、肩こりが強くなってしまうのでしょうか?
まず、首を前に出して背中が丸くなる姿勢です。
なぜ、肩こりが強くなるのでしょうか?
首を前に出すと、頭が体の前にいきますよね。
そうすると、頭のバランスをとるために頭を引っぱるように肩の筋肉に力が入ります。
肩の筋肉が緊張している状態になります。
この状態が長く続くと、筋疲労性の肩こりとなってしまいます。
また、この姿勢は首に負担がかかります。
首の関節に負担がかかる事によって、首の関節がずれてしまいます。
首の関節がずれると、さらに肩の筋肉の緊張を強めて頭を安定させますので、肩こりが強くなってしまうんですね。
また、この時に首の関節のずれが、脳にいく動脈(椎骨動脈)を圧迫すると、頭痛がおこります。
仕事中に頭痛がおこる方は、姿勢が原因かもしれません。
体は本来、重力に対して垂直の姿勢が体に負担がかかりません。
なるべく上半身をまっすぐにして仕事をおこなうと、肩がこりづらくなります。
とはいっても、まっすぐな姿勢がとれない方もいると思います。
なぜ、まっすぐな姿勢がとれないのでしょうか?
それは、骨格がゆがんでいるからなんです。
骨格がゆがんでいると、まっすぐな姿勢がとりづらくなるんです。
骨格がゆがむ原因として、骨盤のゆがみが影響しています。
まっすぐな姿勢がとれない方は、骨盤の状態を正常にする必要があります。
この場合、骨盤のゆがみを正常にする事が、肩こりを改善・消失させる早道となります。
また、肩に力が入って、肩が上がる姿勢も肩こりが強くなります。
パソコンを使う時に、肩が上がっている方は注意が必要なんです。
肩の筋肉が緊張して肩が上がりますので、筋疲労性の肩こりが強くなってしまいます。
さらに、肩が上がっている姿勢が長く続くと、強い肩こりに関わる骨に影響がでます。
どの骨に影響がでるのでしょうか?
第1肋骨という、12本ある肋骨の中で一番上の肋骨なんです。
肋骨というと脇腹のイメージがあると思いますが、第1肋骨は首の付け根と肩の間にある肋骨なんです。
鎖骨のやや後下方にあります。
長い時間、肩を上げているとこの第1肋骨が上にずれる事があります。
この第1肋骨が上にずれると、骨格が不安定になりますので肩の筋肉を強く緊張させて骨格を安定させます。
この時の肩の筋肉の緊張が、強い肩こりとなってしまいます。
第1肋骨のずれによる肩こりは、とても強いんです。
肩に岩がのっている感じや、肩に鉄板が入っているという表現をされる方もいます。
緊張して肩が上がりやすい方は、なるべくリラックスする事が大事ですね。
緊張すると、肩に力が入って肩が上がるからです。
リラックスする事によって、第1肋骨のずれが原因でおこる強い肩こりの予防ができます。
体をまっすぐに保つ事と、肩を上げないという姿勢が大事なんですね。
まっすぐな姿勢がとれない方や、どうしても肩が上がってしまう方は、骨格がゆがんでいる可能性があります。
骨格のゆがみを正常に戻さないと、肩こりは改善しません。
ぜひ、当院にご相談ください。