こんにちは。
今回は、しつこい慢性的な肩こりについてお話をしたいと思います。
長年にわたって肩こりに悩んでいる方は多いと思います。
この50代の女性は、小学生のころから肩こりに悩んでいました。
小学生のころからですから、かなり肩こり歴が長いですよね。
最近では、月に2回針治療を受ける事で、肩こりを緩和させて肩こりと付き合っているような状況でした。
ところが、針を打った時は楽になりますが、再び肩がこってきてしまいます。
どうして肩こりを緩和させても、再びこってしまうのでしょうか?
それには理由があるんです。
どのような理由でしょうか?
肩こりは体を守る反応としておこっているからなんです。
体を守るための反応なので、肩の筋肉を緩めても再びこってしまうのです。
ではなぜ、肩がこるのでしょうか?
頭を支えるためなんです。
頭は骨や靭帯(じんたい)や筋肉などで支えられています。
その中で主に、頚椎(けいつい)という首の骨で支えているんですね。
頚椎は7つあって、縦に積み重なってその上に頭があります。
例えるならば、ダルマ落としのような構造です。
ダルマ落としの胴体の部分がずれると、ダルマは不安定になりますよね。
頭も同じように、頚椎がずれると頭は不安定になってしまうのです。
そこで頭を安定させるために、肩の筋肉に力をいれて頭を安定させるんです。
僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)といった、いわゆる肩こり筋と呼ばれる筋肉です。
このように肩の筋肉に力を入れて頭を安定させている状態が、肩こりなんですね。
ですので、針治療やマッサージで肩こりを緩和させても、頭を安定させるために再び肩がこるんです。
頚椎のずれが、肩こりの原因ですので、根本的に肩こりを緩和・解消させるにはずれている頚椎を正常に戻す必要があります。
その女性の首を確認したところ、やはり頚椎がずれていました。
施術によって、ずれていた頚椎を正常な状態に戻すと、肩のこりが緩和して肩が軽くなりました。
その場で肩が軽くなったので、びっくりされていました。
「針やマッサージをしていないのに肩が軽くなって不思議。」
とおっしゃっていました。
肩の筋肉には手を触れていないのに、肩が軽くなるので不思議に思われたのも納得ができます。
このように、慢性的な肩こりは、頚椎のずれが原因という事が多いんです。
頚椎を正常な位置に戻す必要があるんです。
しつこい肩こりにお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。