こんにちは。
今回は、整形外科では原因のわからない腰痛についてお話をしたいと思います。
腰が痛くなると、まず病院にいって整形外科を受診すると思います。
ところが、レントゲンを撮っても
「骨に異常はありません。」
と言われる事が少なくありません。
そういう経験はありませんか?
じつは、整形外科では腰痛のなんと約83%が原因不明なんです。
この数字は、厚生労働省が発表している腰痛ガイドラインにのっています。
信じがたい確率だと思いますが、正確なんですね。
整形外科では腰痛のほとんどが、原因不明という事なんです。
原因がわからないのに、腰痛が治るのでしょうか。
40代の男性は強い腰痛がおこった為、整形外科を受診しました。
簡単な問診の後にレントゲンを撮ります。
ところがレントゲンを撮っても、骨には異常がありません。
腰痛症という事で、湿布と痛み止めの薬をいただいたそうです。
腰痛症とは、どんな腰痛だかわかりますか?
腰痛症とは、実は原因のわからない腰痛の事なんですね。
「原因のわからない腰痛です。」
と言われたようなものなんです。
湿布を貼り、痛み止めを服用してもいっこうに腰の痛みがおさまりません。
痛み止めは胃に負担がかかりますので、一緒に胃薬も服用していましたが、胃の調子も悪くなってきました。
このような状況で当院に来られたのです。
詳しくお話を伺ったところ、直接の腰痛の原因は、出張で重い荷物を持ち上げた事でした。
重い荷物を持ち上げた事で、腰に負担がかかり腰痛になったのです。
腰にどのような負担がかかって強い腰痛の原因になったのでしょうか?
徒手検査によって腰を確認すると、骨盤の関節がずれていました。
仙腸関節(せんちょうかんせつ)という腰にある体の中で一番大きな関節です。
ではなぜ、骨盤の関節のずれがレントゲンではわからなかったのでしょうか?
レントゲンは、平面の画像です。
平面の画像では、関節の微小なずれはわかりづらいのです。
レントゲンよりも可動域や触診によって確認する方が、骨盤の関節のずれがよくわかるんですね。
いくつかの徒手検査をすると、左の骨盤が大きくずれている事がわかりました。
重い荷物を持ち上げた際に、骨盤の関節に負荷がかかって、関節がずれたのです
施術で骨盤の関節のずれを元に戻します。
施術後に腰痛がだいぶ楽になりました。
そして、数回の施術で全く腰痛が消失しました。
いっこうによくならない腰痛が消失したので、とても安心されていました。
このまま腰痛が治らなかったらどうしよう、という不安があったからです。
不安も解消されて、本当に良かったです。
このように、原因がよくわからない腰痛は骨盤の関節がずれている可能性が高いのです。
原因不明の腰痛でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。