こんにちは。
今回は、気象病と頭痛についてお話をしたいと思います。
天気が悪くなると、頭が痛くなる場合があります。
そういう経験はありませんか?
中には太平洋上に台風が発生すると、頭痛がおこる方もいるんです。
「あ、台風が発生したな。」と頭痛でわかるそうです。
すごいですよね。
ではなぜ、天気が悪くなると頭が痛くなるのでしょうか?
気圧が関係しています。
気圧が下がると頭痛がおこるんですね。
なぜ、気圧が下がると頭痛がおこるのでしょうか?
地球は大気という空気の層でおおわれています。
その空気の層はけっこう重いんです。
かなりの圧力が体にかかります。
体の表面では、1㎠につき1㎏の圧力がかかっているんです。
体全体を大気が包んで、圧力をかけているような感じなんです。
その圧力によって、骨格は安定しています。
骨格は約200個の骨がつながって構成されています。
骨のつながりは、関節包(かんせつほう)や靭帯(じんたい)、筋肉などで安定していますが、空気の圧力も骨格の安定にとても重要なんです。
お天気が悪くなる事を、低気圧といいますよね。
気圧が下がるという事です。
気圧が下がるという事は、空気の圧力が下がるという事なんです。
空気の圧力が下がると、骨格を安定させている力が弱くなります。
骨格が不安定になるので、お天気が悪くなると体の調子も悪くなるのです。
気圧と骨格にはこの様な 関係があるんですね。
なぜ、天気が悪くなると頭痛がおこるのでしょうか?
1、天気が悪くなると気圧が下がる。
2、気圧が下がると、体にかかる空気の圧力が弱くなる。
3、体にかかる空気の圧力が弱くなるので、骨格が不安定になって関節がゆるみやすくなる。
4、ずれている首の関節がさらにゆるむ事によって、脳にいく動脈(椎骨動脈)が圧迫される。
5、頭部にいく血流に異常がおこる。
6、頭部の血管に炎症がおこる。
7、頭部の血管の炎症が頭痛をおこす。
このような経過で、天気が悪くなると頭痛がおこります。
首の骨は頚椎(けいつい)といって、7つあります。
その内、第1頚椎から第6頚椎までは、頚椎に穴があいていて椎骨動脈という脳幹にいく大事な動脈が通っています。
気圧が下がると、関節がゆるみますので頚椎のずれが大きくなります。
頚椎がずれる事によって、椎骨動脈が圧迫されて頭痛がおこるんです。
天気によって、頭痛がおこる方とおこらない方の違いは何でしょうか?
天気が悪くなると頭痛がする方は、頚椎が元々ずれていて、気圧が下がる事によって頚椎のずれが大きくなって椎骨動脈を圧迫する事によって頭痛がおこります。
頚椎がずれていない方は、気圧が下がっても頚椎がずれませんので頭痛がおこらないんですね。
天気が悪くなると頭痛がおこる方は、頚椎がずれている可能性があります。
ぜひ、当院にご相談ください。