こんにちは。
今回は、梅雨の時期になると腰痛が強くなる原因についてお話をしたいと思います。
梅雨になると腰痛をはじめ腰が重くなったり、違和感を感じたりと腰の不調を感じる事が多くなります。
なぜ、梅雨の時期は腰の調子が悪くなるのでしょうか?
梅雨になると、雨の日が多くなりますよね。
そして、晴れの日と雨の日がよく変わります。
このお天気が変わる時に、気圧も大きく変わります。
お天気が悪くなると気圧が下がります。
気圧が下がると体にかかる空気の圧力が減りますので、骨格が緩んでしまいます。
骨格が緩むという事は、関節が緩むという事です。
人体の中で一番大きな骨盤の関節も緩んでしまいます。
それによって、骨盤が歪んでしまうんですね。
この骨盤の歪みが、腰痛や腰の違和感の原因となるのです。
また、お天気が悪くても気圧が安定してしまえば、骨格にあまり影響がなくなります。
ところが、梅雨の時期は気圧の変化が大きくて、気圧は上がったり下がったりを繰り返します。
気圧が上がったり下がったりを繰り返すと、骨盤の関節もその度に影響を受けてしまうのです。
ですので、梅雨の時期は調子が悪くなるんですね。
そして、気圧が下がると内臓がふくらみます。
登山や、飛行機でポテトチップスなどの袋がふくらんだ事はありませんか?
気圧が下がる事によって、中の空気がふくらむので袋がふくらむんですね。
同じように、気圧が下がると内臓もふくらむんです。
骨盤は、内臓を守っている容器としての役割があります。
内臓がふくらむと、内臓の容器である骨盤に、中からふくらむような圧力がかかります。
その圧力によって、骨盤の関節が緩んでしまいます。
それによって、骨盤が歪んでしまうのです。
気圧が下がると、外から骨盤を支える空気の圧力が減る上に、骨盤の中からは骨盤を広げるような圧力がかかってしまいます。
気圧が下がると、骨盤にとても影響がでるんですね。
また骨盤の状態によって、症状の出方も違います。
以前にぎっくり腰を経験した方は、骨盤の関節がずれている事が多いです。
骨盤の関節がずれている状態で、気圧が下がると骨盤の関節のずれが大きくなって、再びぎっくり腰のような痛みがでる場合があります。
痺れが出る場合は、気圧の低下で骨盤の関節が緩んだ際に坐骨神経などの神経に影響がでている可能性が高いです。
お天気が悪くなると、足が前に出なくなって歩くのがしんどくなる場合はどうでしょうか?
この場合は股関節に影響が出ています。
足の付け根である股関節は、骨盤にある関節です。
ですので骨盤が歪むと、股関節に影響が出てしまうのです。
骨盤が歪む事によって、股関節の位置が変ってしまうからです。
股関節の位置が変ると、股関節の動きが悪くなりますので足が出なくなってしまうんですね。
このような方は、お天気の悪い日は転倒の危険性が高くなります。
雨で滑りやすい上に、足が出ないので転びやすいんですね。
なるべく外出は控えたほうが良いかもしれません。
特に高齢の方は、転倒によって入院をして、そのまま歩けなくなってしまう可能性があるからです。
このような例は増えていますので、注意が必要なんですね。
梅雨の時期に腰の調子が悪くなる方は、骨盤の関節が悪い可能性が高いです。
正確な骨盤矯正によって、骨盤を正常な状態にする必要があります。
腰の調子の悪い方は、ぜひ当院にご相談ください。