こんにちは。
今年も、梅雨の時期になりましたね。
梅雨入りしてから、体の調子が悪くなった方もいるのではないでしょうか。
梅雨に入ると頭痛や肩こりがひどくなったり、腰痛がおこったり体の節々が痛くなったりします。
今回は、お天気と体の調子の関係についてお話をしたいと思います。
お天気の具合によって体調が悪くなる事を、気象病といいます。
なぜ、お天気が悪くなると体の調子が悪くなるのでしょうか?
1、気温の変化
2、湿度の変化
3、気圧の変化
お天気が悪くなると、この様な変化がおこります。
全て体に影響を与える要素ですが、特に体に影響を与えるものがあります。
3つの内どれでしょうか?
それは、気圧の変化なんです。
気圧が下がる事によって、体の調子が悪くなるんです。
なぜ、気圧が下がると調子が悪くなるのでしょうか?
お天気が悪くなる事を、低気圧が来るといいますよね。
低気圧とは、気圧が低い状態なんです。
急速に気圧が下がると、体に負担がかかってしまうのです。
という事は、お天気が悪くなくても、気圧が下がると体に影響があるのでしょうか?
そうなんです。
お天気が悪くなくても気圧が急速に下がる環境では、体の調子が悪くなるんですね。
1、飛行機
2、高速エレベーター
飛行機に乗ると、体調が悪くなる方がいます。
飛行機が離陸すると、急速に気圧が下がるので体調が悪くなるんですね。
飛行機の中は大体2000mクラスの山の上と同じ位の気圧なんです。
アルコールが早くまわるのも、この気圧の低さによるんです。
また、スカイツリーや高層ビルなどの高速エレベーターで上の階に上がると、調子が悪くなる方もいます。
これも、急速な気圧の低下によって体調が悪くなるんですね。
このように、お天気以外でも気圧が急速に下がる事によって、体調は悪くなるんです。
では、なぜ気圧が下がると体調が悪くなるのでしょうか?
それは、体を支える空気の圧力が弱くなるからなんです。
通常、体の表面には1㎠に1㎏の空気の圧力がかかっています。
体表面積は個人差がありますので個人個人で違いますが、私の場合は1800kg位の空気の圧力が体に
かかっている計算になります。
1800kgってすごい空気の圧力ですよね。
その空気の圧力によって、体は安定しているのです。
体は約200個の骨がつながる事によって、骨格を構成して体を支えています。
この骨格を安定させているのは、靱帯や筋肉などの組織の他に、重力や気圧といった要素もあるんです。
重力がないと、どうなるのでしょうか?
宇宙飛行士が、宇宙空間で強い腰痛になる事は知られています。
なぜ、腰に負荷がかかっていないにも関わらず強い腰痛がおこるのでしょうか?
これは、宇宙空間の無重力状態によって、重力による骨格の安定性が損なわれる事によって骨盤の関節が緩むことによると考えられます。
重力と同様に気圧も体を支える上で重要な要素なんです。
気圧は体を支える空気の圧力ですので、気圧が下がると骨格の支えが弱くなってしまいます。
骨格の支えが弱くなる事によって、体調が悪くなるんですね。
なぜ、骨格を支える空気の圧力が弱くなると体調が悪くなるのでしょうか?
それについては、次回お話したいと思います。