こんにちは。
今回は、呼吸困難と胸の痛みについてお話をしたいと思います。
急に胸が強く痛くなったら、どうしますか?
すぐに病院に行ってください!
心筋梗塞などの重篤な病気の前兆かもしれません。
生死にかかわりますので、一刻も早い対応が大事なんです。
心筋梗塞以外にも、胸の痛みを症状とする病気はたくさんあります。
1、狭心症
2、急性心不全
3、急性心筋炎
4、細菌性肺炎
5、胸膜炎
6、急性膵炎
7、心房細動
8、自然気胸
9、逆流性食道炎
代表的な病気に、このようなものがあります。
ところが、いくら検査をしてもこれらの病気に該当しない胸の痛みがあります。
なぜ、強い症状があるにもかかわらず、該当する病気がみつからないのでしょうか?
それは、内臓の病気が原因でおこる呼吸障害と胸の痛みではないからなんですね。
では、何が原因でおこっているのでしょうか?
このような場合、胸の痛みは肋間神経(ろっかんしんけい)に異常がある事がほとんどです。
肋間神経が、胸に強い痛みを引き起こしているのです。
いわゆる、肋間神経痛です。
肋間神経痛は、強い痛みをおこす神経痛なんですね。
では、なぜ肋間神経に痛みがおこるのでしょうか?
背骨の骨がポイントになります。
背骨は椎骨(ついこつ)という骨が積み重なっています。
その椎骨と椎骨をつなぐ関節に異常があると、肋間神経痛がおこってしまうのです。
肋間神経は、肋骨と肋骨の間にある神経です。
椎骨と椎骨の関節がずれると、肋間神経を通して胸に強い痛みがおこります。
また、背骨の骨の関節に異常があると、胸郭(きょうかく)のふくらみを制限してしまいます。
背骨の関節を守る為なんですね。
胸郭が十分にふくらまないと、息が吸いづらくなって呼吸困難がおこってしまうのです。
このように、心臓や肺などの内臓には異常がない胸の痛みと呼吸困難は、背骨の関節の異常という場合がよくあります。
このような胸の痛みと呼吸困難の方の背骨の関節を確認すると、背骨の関節に圧痛(押すと痛みがでる)と、その領域の背中の感覚神経に異常がでます。
関節を正常にするには、このようにして異常のある関節を特定して、その関節を施術していきます。
関節が正常になると、圧痛と感覚神経異常がなくなっていきます。
全ての背骨の関節を正常にすると、胸の痛みと息苦しさが改善・消失していきます。
その場で、胸の痛みがなくなり呼吸が楽になる場合も少なくありません。
急に症状がおさまるので不思議に思われる方もいますが、肋間神経と呼吸障害の原因にたいして施術を行っていますので、当然といえば当然なんですね。
病院に行っても原因がわからない胸の痛みや息苦しさでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。