こんにちは。
今回も、膝の痛みについてお話をしたいと思います。
膝の痛みは、運動によって強い負荷がかかるとおこることがあります。
いわゆるスポーツ障害です。
運動によって膝に負担がかかり、靱帯(じんたい)や腱、半月板を痛めてしまう事によります。
1、内側側副靭帯損傷(ないそくそくふくじんたいそんしょう)
2、外側側副靭帯損傷(がいそくそくふくじんたいそんしょう)
3、前十字靭帯損傷(ぜんじゅうじじんたいそんしょう)
4、後十字靭帯損傷(こうじゅうじじんたいそんしょう)
5、膝半月板損傷(膝半月板損傷)
6、膝蓋腱炎(しつがいけんえん)・ジャンパーニーとも
7、腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)
8、鵞足炎(がそくえん)
膝の痛みには、このようなものがあります。
過度に膝に負担がかかる事によって、炎症や断裂がおこってしまいます。
ところが、運動をほとんど行っていない方でも、膝に痛みがある方は少なくありません。
特に年配の方は、運動をしていないにもかかわらず膝に痛みのある方は多いですよね。
なぜ、過度に膝の関節に負担がかかっていないにもかかわらず、膝に痛みがおこるのでしょうか?
変形性膝関節症で、膝の関節が変形している場合もあると思います。
本当に膝の変形が、痛みの原因となるのでしょうか?
ある程度の年齢になると、膝は変形していきますが、膝が変形している全て方に痛みが出ているわけではありません。
なぜ、膝に変形がある方で痛みのある方とない方がいるのでしょうか?
膝の変形とは別に、膝に痛みの出る原因があるからなんですね。
膝の変形が痛みの原因だとすると、変形した関節を元に戻さないと痛みはなくならないですよね。
ところが、膝の変形は変わらなくても、痛みは改善・消失していきます。
それは、膝の変形とは別の痛みの原因が、改善されたからなんです。
では、運動もしていなくて膝の変形もしていないのにおこる膝の痛みは、なぜおこるのでしょうか?
骨盤や股関節が関係しています。
骨盤のゆがみや股関節の異常が、膝の痛みの原因となる場合があるのです。
骨盤がゆがむと、骨盤から膝につながっている筋肉にテンションがかかります。
筋肉にテンションがかかると、筋肉と骨をつないでいる腱(けん)に負担がかかるのでその腱がつながっている膝に痛みが出るのです。
また、股関節は骨盤にある関節ですので、骨盤がゆがむと股関節の位置が変ります。
股関節の位置が変る事によって、股関節から膝につながる筋肉にテンションがかかるので膝の痛みの原因になります。
股関節の位置が変ると、足が外を向いたり内を向いたりする事があります。
足の向きが変ると、歩行などの生活に支障が出ます。
そこで支障が出ないように、膝の関節で足の向きを補正する反応がおこります。
この時に、膝の関節に負担がかかって、痛みがおこります。
このように、膝の痛みは、骨盤や股関節が大きく関係しているんですね。
腰や股関節が不調になってから、膝が痛くなる事は少なくありません。
腰や股関節の不調が、膝に影響をおよぼしているからです。
しつこい膝の痛みは、腰や股関節が原因かもしれません。
そのため、骨盤のゆがみや、股関節の異常を確認する事が重要となります。
当院では、膝の痛みに対して骨盤のゆがみ・股関節の異常・膝関節の状態を確認し施術をしていく事により膝の痛みを改善・消失させていきます。